みなさんこんにちは!日本もこちらロサンゼルスもまだまだ暑い夏は終わらない~!2019年の夏を思いっきり楽しみましょう!
さて、僕が6月からの3ヶ月、アメリカはロサンゼルスを拠点に西海岸エリアを旅しながら生活している理由の一つが、個展を開催できるギャラリー探しです。この8月までに、LA、サンフランシスコ、アリゾナ、ネバダと渡り、累計60箇所以上訪ねました。
無限と言って良いほど存在するギャラリースペース、今回の旅では「ハイエンドクラス」のギャラリーをあえてピックアップし、駆け出しの僕がいかに相手にされないかということを体験しにきました。ハイエンドクラスのギャラリーに選抜され、ショーを開催することが目標なので、まずはその世界観を学ぶという体当たり方式で動き回っています。高級ギャラリーの運営を拝見し、多くのものが見えてきました。ブティックブランドのように、エントランスにドアマン、受付には美女のレセプターを設えて入場させ、高い白壁に囲まれた空間でシャンパンが配給されます。レセプションパーティでは各界のセレブリティがアート作品を肴に会話や交流を楽しみ、然も金持ちであろう風貌のコレクターたちは数百万~一千万を超える作品を吟味して次のアートコレクションを探しています。この光景にアメリカでアート活動を展開していくべき可能性を覚えて非常にワクワクさせられるわけです。もちろん、道のりは険しいのですが、全く可能性がないわけではないな、という自信もついてきています。

ハイエンドクラスのギャラリーの運営側には「日本から来たアーティストです。」と話を拓こうとすると「へぇ~」という箸にも棒にもかからない状態が多いのですが、会場に来ている客人との会話、いわゆるロビー活動を大切にしています。客人との会話を広げて、ほんの少しでも印象に残してもらうアプローチをするわけです。僕のアピールが心に引っかかる人が現れたら、情報を渡す、連絡を取り合うという流れで人のネットワークを構築していきます。そのつながりからチャンスが生まれることも大いにあるのですね。

一方で、ハイエンドクラスのギャラリー以外にも足を運びました。高級ギャラリーとの違いを比較するとこれまた面白いんですね。ギャラリーによってコレクションする作品の傾向や国籍、体制がそれぞれあって非常に興味深いです。

そういったロビー活動を通して出会った人たちの中でエキサイティングな出会いがありました。ロサンゼルスを拠点に活動するアーティストのMel / メルさん。(https://www.melgreet.com/)。彼のコンセプチュアルでクオリティの高い作品たちは超イケイケです。(Mel Website)彼とロサンゼルスでグループ展を開催することを目標に動き出しました。こういった出会いを増やしながら、アメリカでのコミュニティをつくり、作品を披露していく機会を広げていきたいと思います。

ギャラリーに美術館、たくさんの場所に足を運びながら多くの作品と人に出会い、インスパイアとネットワークを広げられています。この出会いから始まる今後の活動の広がりが楽しみで仕方ありません~!引き続き、あらゆるチャンスと発見を探して動き回りたいと思います!
Takayuki Matsumine (松嶺 貴幸)
1985年12月9日生まれ。岩手県雫石町出身。
2018年4月 View from the Broken Neck @SO1 Gallery
2018年11月 The Perfect Accident @aiina Gallery
2019年5月 The Factors @ガロウ Gallery