ブレイキンの聖地 ホームタウン川崎でTHE FLOORRIORZ が勝利
2020年 11月8日(日)、ブレイキンのメッカ神奈川県川崎にて、日本を代表する8チームが全国から一挙集結し優勝を争う「SUPER BREAK」が開催され、川崎をホームとして活動する THE FLOORRIORZ が、決勝で GOODFOOT CREWを破り、見事優勝を果たした。
THE FLOORRIORZ は 2018年より、川崎にブレイキンのアカデミーを開講するなど、川崎を拠点に次世代育成にも力を入れるチーム。また、川崎産業親善大使にも任命され、今回の開催地である川崎をレペゼンする世界的にも知名度のあるクルーだ。
今回のSUPER BREAK(5on5)にクレジットした5名のメンバーも、日本を代表するBBOY達。
Red Bull BC One All Stars のメンバー Taisuke 、国内・海外で数々の実績を持つ Nori 、スタイリッシュな存在感でシーンから支持を集める STEEZ 、そして2016年にメンバーに加入し若手を引っ張る Nicolas と Satoru というスペシャルな選抜メンバーであった。
THE FLOORRIORZ は、初戦から決勝まで全てのバトルでジャッジの全票を獲得する5-0で勝利、圧倒的な力をみせ優勝を勝ち取った。

決勝の相手はこの日最も勢いのあった GOODFOOT CREW 。初戦では同世代チームであるShigekixを擁するK.A.K.B、そしてセミファイナルではISSEIや WING ZERO が所属する強豪クルー FOUNDNATION に競り勝ち、決勝まで駒を進めていた。
GOODFOOT CREWからこの日クレジットされた5人も、 Red Bull BC One BGIRL Battle 初代世界王者のAmi、注目の若手BBOY SHOSEI、国内大会で常にトップへ勝ち上がるGENROCなど、これからの世代を引っ張るトップダンサー達。

ファイナルバトルでは、絶対的な強さを見せるTHE FLOORRIORZ に、若手トップブレイカーたちがどう挑むのか?下剋上が期待される展開となった。
初戦から目立ったミスがない GOODFOOT CREW は、決勝でもルーティン、ソロ共にムーブをまとめたが、それを凌駕したのがソロムーブを中心にバトル運びをした THE FLOORRIORZ 。
若手の下克上を阻止し、実績通りの強さを見せつけたファイナルであった。

今年で3回目を迎える 今回のSUPER BREAK は、関西から MORTAL COMBAT や K.A.K.B 、九州からは NINE STATES BBOYZ 、愛知の YELLOW SUNS 、関東を代表するチーム FOUNDNATION と WASEDA BREAKERS と、まさに日本のトップクルーを集め、ブレイキンの聖地川崎から、熱いバトルを発信することが出来た。

また、 SUPER BREAK では今回1on1バトルも初開催。当日にサイファー形式で予選を行い、ピックアップされたダンサーでトーナメントを実施。
勝ち上がったファイナリストが対戦する決勝戦のみ、クルーバトルと同じ舞台で行われ、ライブでバトルが配信された。
優勝したのは北海道をレペゼンする注目の若手BBOY Hoct Skee。国内のバトルではファイナルの常連となった次世代BBOYが初代王者となった。

表彰式には川崎市長も駆けつけ、「コロナウイルスで世の中が激変した2020年、イベントが減っていく今だからこそ、川崎を代表するカルチャーであるブレイキンのイベントを共催出来て良かったです。」とコメント。

これからも川崎から発信されるブレイキンシーンの取り組み、そしてストリートカルチャーに要注目だ。
ISF KAWASAKI 内で同時開催の DOUBLE DUTCH「ONE’S 」では REG STYLE の KO-YA が優勝
シーズンを通してポイント制で行われる、DOUBLE DUTCHの1on1バトル「ONE’S 」。コロナウイルスの影響でしばらく大会が延期されていたが、今回ISF KAWASAKI内で久しぶりのオフライン開催となった。
ONE’S は関西と関東の2エリアで計6回のバトルが行われ、予選を勝ち抜いたファイナリスト6名で年間王者を決めるというシステム。
2019年は、予選の最終戦(6戦目)がコロナウイルスの影響で延期になっており、今大会は昨年シーズンの予選最終戦の代替えとなっている。

第5戦までのポイント上位12名と、オンライン予選を勝ち抜いた4名が参加し、ベスト16からのフルトーナメントで実施。
予選が既にオンラインで行われているのにも関わらず、当日の会場にはライブでバトルを見ようと、たくさんの人が集まり、久々のリアルな空間を楽しむ姿も。

今大会の決勝カードは、初戦、ベスト8と REG STYLE のチームメンバー対決を制したKO-YAと、これからの世代を引っ張る FLY DIGGERZ の AYUKA がマッチアップ。世代を超えた対決であり、それぞれ世代を引っ張る者同士のバトル。

KO-YA は「久々のバトルで、待ちに待ったバトル。大変な状況が続きましたが、ケアしながらもこうやってリアルで大会が出来たのは、スタッフさん、カルチャーを支える皆さんの協力があったからです。ありがとうございました。
皆さんの声援を受けながら優勝できたのは、とっても、とっても、とっても、とってもです(笑)。
これからもダブルダッチカルチャーをとっても盛り上げていきましょう!(笑)」とコメント。
シーンにとっても久しぶりとなるオフラインバトルで、仲間やオーディエンスが見守る中、嬉しい優勝となった。

その他、ISF KAWASAKIでは今年も様々なストリートカルチャーコンテンツを実施。BMXフラットランドのトップライダーによるショーケース。パルクール体験。 世界で活躍するグラフィティアーティストのライブペイントなど、カルチャーミックスなアーバンスポーツフェスは、2日間を通しての盛り上がりを見せ幕を閉じた。
THE MOMENTS of『 ISF KAWASAKI 2020 』















ISF KAWASAKI 2020 開催概要
タイトル:INTERNATIONAL STREET FESTIVAL KAWASAKI 2020
開催日時:
11/7 ラゾーナ川崎プラザ ルーファ広場
11/8 CLUB CITTA’、アレーナチッタ、チネチッタ通り
内容:
BREAK DANCE DREAM CUP:日本最大のキッズブレイクダンスコンペティション
Let’s Play DOUBLE DUTCH:ダブルダッチの無料体験
Parkour Challenge:パルクールの無料体験会・ワークショップ
SUPER BREAK:ブレイクダンス=ブレイキンクルーバトル
GRAFFITI LIVE PAINT:有名アーティストによる路上ライブペイント
THE SESSION:4つのストリートカルチャーによるバトルの集合イベント
ROCK’S CUP:キッズランニングバイクレース体験会
出場料:無料
配信:SUPER BREAK ライブ配信
主催:INTERNATIONAL STREET FESTIVAL KAWASAKI実行委員会
共催:川崎市
後援:公益社団法人日本ダンススポーツ連盟 / 特定非営利活動法人日本ダブルダッチ協会 / 川崎商工会議所 / 一般社団法人川崎市観光協会 / 川崎駅広域商店街連合会
運営:株式会社IAM 有限会社OVER THUMPZ 株式会社ロックス
Text by Shin AKiyama
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