日経平均;27488.65;+204.13
TOPIX;1946.50;+12.44
[寄り付き概況]
9日の日経平均は204.13円高の27488.65円と続伸して取引を開始した。前日8日の米国株式市場は上昇。
今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなり、特に、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が2%を超す上げとなり、東京市場の半導体関連株の買い手掛かり要因となったほか、米長期金利の上昇を受け、金融関連株の一角が物色された。また、主要企業の四半期決算発表が続いており、好決算や好業績見通し銘柄への物色意欲が強く、株価支援要因となった。
一方、市場では1月の米消費者物価指数(CPI)発表を10日に控え、インフレ高進を警戒するムードが強くなっているほか、米金融政策を巡る不透明感や緊張が続くウクライナ情勢、国内での新型コロナ感染拡大など懸念材料が継続し、株価の重しとなったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された1月のマネーストックはM3の月中平均残高が前年同月比3.3%増、M2は同3.6%増だった。今日は、ライトワークスがマザーズに上場した。
セクター別では、鉄鋼、輸送用機器、非鉄金属、精密機器、空運業などが値上がり率上位、鉱業、石油石炭製品、医薬品、電気・ガス業、食料品などが値下がり率上位に並んでいる。
東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG、ファーストリテ、住友鉱、トヨタ、ホンダ、三菱UFJ、任天堂、東エレク、アドバンテスト、日本製鉄、JR東海、JAL、HOYA、オリックスなどが上昇。他方、NTT、バンナムHD、商船三井、KDDI、東電力HD、ENEOS、アステラス薬などが下落している。