日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は12日、前日比-1.03(低下率5.05%)の19.35と低下した。なお、高値は20.17、安値は19.34。
昨日の米株式市場は指数によりまちまちの動きとなり、手掛かり材料になりにくい中、今日の東京株式市場は買いが先行し、日経225先物は上昇、日経VIは低下して始まった。その後、日経225先物はやや伸び悩む場面もあったが概ね堅調で、ボラティリティーの高まりを警戒するムードは後退し、今日の日経VIは昨日の水準を下回り、不安心理の高まった状態の基準とされる20を概ね下回る水準で推移した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。