日経平均ボラティリティー・インデックス（投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数）は13時50分現在、前日比-2.51（低下率10.27％）の21.93と大幅に低下している。なお、今日ここまでの高値は22.59、安値は21.74。


昨日までの3日続伸で日経225先物が大きく反発したことから、市場では米金融政策を巡る市場の動揺が一巡しつつあるとの見方もあり、警戒感が緩みやすくなっている。そうした中、今日の東京株式市場は買いが先行し、日経225先物が上昇して始まった後も堅調な動きとなっていることから、ボラティリティーの高まりを警戒するムードがさらに後退し、日経VIは昨日の水準を下回って推移している。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ（ボラティリティ）を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ（20～30程度）に回帰するという特徴も持っている。