■株式見通し:配当権利落ち分を即日吸収する動きへ
■科研薬、22/3下方修正 営業利益165億円←188億円
■前場の注目材料:三菱UFJ、神戸大・三菱UFJ銀が連携、同族経営研究センター開設
■配当権利落ち分を即日吸収する動きへ
30日の日本株市場は、買い一巡後はこう着ながらも底堅い相場展開になりそうだ。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買い先行で始まろう。日経平均の配当権利落ち分は230円程度と見られているが、これを考慮しても28000円を上回っての推移が見込まれるため、センチメント改善に繋がろう。買い一巡後はこう着感が強まる局面もありそうだが、配当権利落ち分を即日吸収する動きから、先高期待も高まりそうである。
ロシアとウクライナの停戦期待については楽観視できないものの、ロシア国防省がウクライナの首都キエフなどで軍事活動を縮小するとの発表も報じられるなか、リスク選好に向わせやすいだろう。配当権利落ち分を即日吸収する動きが個別で目立ってくるようだと、高配当で調整分が大きい銘柄などへはリバウンド狙いの動きが広がる可能性も期待されよう。
また、米VIX指数は18.90に低下した。
そのほか、昨日のマザーズ指数は3%を超える上昇を見せており、25日線が支持線として機能する格好からのリバウンドを見せてきた。
■科研薬、22/3下方修正 営業利益165億円←188億円
科研薬は2022年3月期業績予想の修正を発表。売上高は792億円から760億円、営業利益を188億円から165億円に下方修正した。コンセンサス(170億円程度)を下回る。主力の医薬品のうち一部製品について、新型コロナウイルス感染症による受診抑制等の影響が想定よりも長引いている。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(28252.42、+308.53)
・NYダウは上昇(35294.19、+338.30)
・ナスダック総合指数は上昇(14619.64、+264.73)
・シカゴ日経先物は上昇(28340、大阪比+420)
・1ドル=122.90-00円
・SOX指数は上昇(3625.58、+78.41)
・VIX指数は低下(18.90、-0.73)
・米長期金利は低下
・米国景気の拡大
・コロナ感染沈静化
・日銀は金融緩和を長期化
・株価急落時の日銀ETF買い
・三菱UFJ神戸大・三菱UFJ銀が連携、同族経営研究センター開設
・九州電力九電など4社、船舶向けLNG供給参入
・長瀬産業環境負荷物質調査プラットフォーム、全企業に開放
・伊藤忠独社と資本提携、ドローン配送事業化推進
・住友商事ベトナムのスーパー拡大、BRGグループと連携加速
・日野自国交省、日野自のエンジン不正、初の型式認証取り消し
・三井物産欧州の農薬販売2子会社を統合
・コマツブルドーザー遠隔操作、ブラジル鉱山で英社と実証
・NTTベトナムにDC建設、地元IT系と提携
・日本製紙「高成長樹木苗」事業拡大、CO2吸収量1.5倍超
・大王製紙CNF複合樹脂実証、三島工場で能力年100トン
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・10:30 ボスティック米アトランタ連銀総裁討論会参加