日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は13時50分現在、前日比-0.17(低下率0.78%)の21.55と小幅に低下している。なお、今日ここまでの高値は22.18、安値は21.28。


今日の東京株式市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。取引開始後の買い一巡後に日経225先物は伸び悩んだものの、その後は底堅く推移している。ただ、ウクライナでの戦闘激化や中国での新型コロナ感染拡大、米長期金利の先高観測やインフレ長期化見通しなど懸念材料が引き続き意識され、日経VIは昨日の水準近辺での推移となっている。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。