■日経平均株価は前日の終値を挟んでの狭いレンジでの推移
■岡部、23/12営業利益 22.5%減 40.82億円、24/12予想 0.4%増 41億円
■前場の注目材料:横河電機、ブルーオリジンと協業、欧米で宇宙事業の連携加速
■日経平均株価は前日の終値を挟んでの狭いレンジでの推移
20日の日本株市場は、小動きでの推移になりそうだ。
日経225先物はナイトセッションで概ね38500円辺りでの推移となった。中盤以降は商いが薄く、小動きとなっていた。
また、今週はエヌビディアの決算が控えている。決算を前にこれまでの相場をけん引してきた値がさハイテク株には利食いが入りやすいと考えられるが、先週末からのNT倍率の低下を見る限り、持ち高調整は進んでいると考えられる。TOPIX型への資金シフトというよりはリバランスであり、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が大きく調整する局面においては、押し目待ち狙い買いが意識されやすいと考えられる。
日経平均株価は38500円辺りでのこう着が見込まれるなか、物色については個別に材料のある銘柄にシフトしやすいだろう。昨日は金融セクターなどバリュー株の堅調さが目立っていたが、リバランスの動きのなかであり、見極めが必要である。また、決算発表が一巡したこともあり、あらためて業績に安心感のある銘柄や生成AIなどテーマ性のある銘柄など。また、短期的な資金では、流動性の低い銘柄での値幅取り狙いの動きなどに向かわせよう。
■岡部、23/12営業利益 22.5%減 40.82億円、24/12予想 0.4%増 41億円
岡部<5959>が発表した2023年12月期業績は、売上高が前期比1.7%増の781億5200万円、営業利益は同22.5%減の40億8200万円だった。主な需要先である建設業界においては、公共投資が底堅く推移したものの、民間設備投資は持ち直しに足踏みがみられ、慢性的な建設労働者不足による労務費の高騰や鋼材価格の高止まりなどの影響を受けた。
■前場の注目材料
・1ドル=150.10-20円
・欧STOXX600指数は上昇(492.39、+0.80)
・米国のインフレ沈静化観測
・3月期末接近に伴う高配当銘柄人気
・横河電機<6841>ブルーオリジンと協業、欧米で宇宙事業の連携加速
・住友商事<8053>バングラ工業団地を拡張、高い経済成長で進出増
・クオルテック<9165>27年めどGeO2基板量産、次々世代パワー半導体の実用化目指す
・栗本鐵工所<5602>クボタと、連続生産システム開発、二次電池スラリー向け
・トヨタ自<7203>調達価格上げ、新たに「人への投資」分反映
・富士通<6702>量子シミュレーター上で従来比200倍高速化
・キヤノン電子<7739>「H3」2号機で打ち上げた光学観測衛星、正常に作動
・東北電力<9506>女川原発2号機の再稼働9月ごろに
・丸紅<8002>ブリを試験提供、昆虫由来飼料で養殖
・三菱商事<8058>インドの車販売に3割出資、リース・保険など一貫提供
・三井物産<8031>中国電とCO2回収・貯留で覚書、マレーシア沖で計画
・JFEHD<5411>JFEエンジ、千葉・印西のゴミ処理施設受注、DBO方式で20年一括
・横河電機<6841>石狩洋上風力に遠隔監視システム納入
・月島HD<6332>グループ会社のTJAS、脱水機の更新工事受注、大分浄水場向け
・京セラ<6971>ドイツ拠点に55億円投資、ファインセラ部品生産能力2倍
・NTT<9432>東西統合の検討要望、光回線設備維持へコスト改革必要
・NEC<6701>ユーザー端末単位で5G網制御、RAN自動最適化技術を開発
・SCREENHD<7735>フェニックス精工買収、半導体装置部品を強化
・大林組<1802>カーボンネガティブ注入材開発、トンネル補修向け
・ENEOSHD<5020>DC向け液浸冷却液、高効率の単相式
・東邦ガス<9533>コンクリートにCO2固定、愛知県が事業化支援
・帝人<3401>再生医療で強み生かす、バイオ関連と連携加速
・東洋紡<3101>微生物使い界面活性剤、生産システム開発へ
・三菱ケミカルG<4188>1500℃に耐える複合材開発、航空宇宙向け
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・09:30 豪準備銀行2月理事会議事要旨
・10:15 中・1年物ローンプライムレート(現行3.45%)