米国株式市場は続伸。ダウ平均は320.33ドル高の39,110.76ドル、ナスダックは63.34ポイント高の16,166.79で取引を終了した。


半導体のエヌビディア(NVDA)の人工知能(AI)イベントでのフアン最高経営責任者(CEO)のスピーチ通過で材料出尽くし感が強まりハイテク中心に売られ、寄り付き後、下落。その後、予想を上回った2月の住宅着工件数を受けて、ソフトランディング期待が強まり、ダウは上昇に転じた。また、エヌビディアも上昇に転じるとナスダックも回復、相場全体の上昇をけん引し、終盤にかけて上げ幅を拡大し終了。セクター別ではテクノロジー・ハード・機器が上昇した一方、自動車・自動車部品が下落した。

半導体のエヌビディア(NVDA)は同社主催の人工知能(AI)イベント初日のフアン最高経営責任者(CEO)スピーチでデータセンター機器への投資で大型シェア獲得をできる好位置にあると自信が表明されたため、期待感から底堅く推移。百貨店のノードストロム(JWN)は創業者一族が非公開化を模索していると報じられ、上昇。
ホームセンター運営のホームデポ(HD)はアナリストの投資判断引き上げで上昇した。また、ファーストフード・チェーン運営のマクドナルド(MCD)はケンプジンスキー最高経営責任者(CEO)が取締役会会長に就任したとの報道を好感し、上昇。

エンターテインメントのディズニー(DIS)は主要株主のジョージ・ルーカス氏が物言う投資家による委任状争奪戦において、アイガーCEO支持を表明したため上昇した。一方で、フィットネスクラブ運営のプラネット・フィットネス(PLNT)はアラスカの店舗で発生したLGBTQ絡みの事件を受け、ボイコットに直面する可能性が警戒され、下落した。

投資家の恐怖心理を示すVIX指数は14を割り込んだ。

(Horiko Capital Management LLC)