レビュー

「大きくなったら何になりたい?」と聞かれ、「野球選手」「お花やさん」「電車の運転手」などと無邪気に答えていた子供時代。大人たちの仕事は、どれもとても楽しそうに見えた。

しかし、実際に大人になってみて、どうだろう。心から仕事を楽しめている人は、いったいどのくらいいるだろうか。所詮仕事だ、楽しいわけがないという人もいるのではないだろうか。そんな冷めた大人たちに、「どんな仕事にも楽しめる要素はある! 楽しまなければ成果は出ない!」と背中を押してくれるのが本書だ。
著者は、総合ディスカウントストア「ドン・キホーテ」の黎明期にアルバイトとして入社した。その後正社員となり、会社の急成長を支え、1万人の部下をマネジメントしてきたという。現在は、コーチングのスキルを生かし、企業のコンサルティングや研修業務などで活躍している。そんな著者が見出した「成果を出す人の共通点」とは何なのか? 本書では、仕事を楽しいモードにする方法、最強のメンタルを手に入れる方法が余すことなく紹介されている。 
「仕事が楽しくない」と感じるなら、あなたがまずすべきことは、転職ではない。そしてプライベートの充実でもない。自分が何にワクワクするかを知り、それを仕事に生かすことだ。私たちは1日の時間の3分の1か、あるいはそれ以上を仕事に捧げている。
著者から「仕事を120%楽しむ方法」を学んで実践すれば、人生がますます楽しくなるはずだ。

本書の要点

・仕事で成果を出す人、伸びる人には共通点がある。それは仕事を本気で楽しめているかどうかだ。そして、どんな仕事にも楽しめる要素を見出すことができる。
・仕事を楽しむ秘訣は、自分のワクワク感度を高めることだ。脱ルーティンやリラックスして働ける環境づくりによって、ワクワク感度を高められる。
・常に前向きに受け止められる「ミラクルマインド」になるための条件は、自分を大事にできている、相手のことを考える余裕がある、人に喜ばれることをいつも考えているという3つだ。



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