レビュー

突然だが、まずあなたの理想のライフスタイルをイメージしてみてほしい。さて、そのライフスタイルが手に入るとしたら、あなたはいくら出すだろう? おそらく多くの人が、かなりの金額を払えるのではないだろうか。


実は、お金をかけずに理想のライフスタイルを実現する方法がひとつある。それは早起きだ。
本書の著者、高田晃氏は「私自身、今のライフスタイルを『理想に近い形で実現できている』と感じていますが、あらためて振り返ると、すべては『朝早く起きる』という習慣に起因していると痛感しています」と書いている。それもそのはず。2社の法人で代表を務めながら、ライフコーチや大学講師としても活動しているばかりでなく、毎年1冊程度ビジネス書を出版している。プライベートでは、週に1~2回、サーフィンのために都内から千葉の海へ通う。3児の父としての顔も持ち、週末は、長女のバレーボールの試合の応援に始まり、昼は長男のサッカー大会にコーチとして帯同。そして夕方には次男の練習試合を引率し、夜はコーチ仲間と飲み会に参加する――そんな具合に、充実した一日を過ごしているそうだ。
本書では、10年以上にわたって朝4時起きを実践し、他者の早起き支援もしてきた高田氏が、早起きを習慣化して理想のライフスタイルを手に入れる方法を教えてくれる。
自分の時間がない、いまの仕事や会社にしっくりきていない、本当にやりたいことは別にある……そんなあなたが本書を読めば、毎日が何倍も明るいものになるだろう。

本書の要点

・早起きを習慣化できる人の共通点は、明確な目的を持ち、その目的が自分をワクワクさせるものであることだ。
・早朝の時間を“夢活”に投資し、副業に挑戦することで、会社の給料以外の収入源を得られ、精神的な安定とやりがいを感じられる。


・理想的なモーニングルーティンは「1日をデザインする時間」と「夢活の時間」を組み合わせたものだ。前者は、その日に達成すべきゴールの設定や重要なタスクの整理、スケジューリングなどを行う時間であり、後者は夢の実現に向けた準備を進める時間である。



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