予想ができない以上は計画を立てることもできず、Plan(計画)→Do(実行)→Check(検証)→Action(改善)のPDCA的な従来の考え方では立ち行かなくなっているからです。
このような時は、Observe(観察)→Orient(状況判断)→Decide(意思決定)→Act(行動)のOODAを使うと上手くいくのだとか。
fumumu取材班が、専門家に詳しい話を聞きました。
(1)固定観念がなく柔軟に発想できる
「OODAは『観察』から始まるので、PDCAのように『計画』に縛られることがなくなります。つまり、固定観念がなくなるので柔軟に発想できるようになり、想定外の出来事に強いと言えます。固定観念があると、『○○すべき』とか『○○しなければいけない』というルールに縛られ、発想や行動に限界を設けてしまうこともあります」
関連記事:デートプランが残念な男子のやりがち失敗談3タイプ
(2)判断・決断が早くロスが少ない
「コロナ禍では、想定外の出来事が次々と起こっています。しかも、『Go to トラベルキャンペーン』が始まったとほぼ同時期に外出自粛が要請されるなど、『一体、どうしたらいいの?』と、混乱することも少なくありません。しかし、こうした迷いから判断に時間がかかったり、決断したりすることができずにいると、好機をしてしまうことも。
観察→状況判断→意思決定→行動までが早いOODAは判断・決断が早く、ロスが少なくできる可能性が高まります」
(3)臨機応変に対応できるようになる
「OODAは繰り返し使うことで臨機応変に対応できるようになり、直感力がアップします。その結果、コロナ禍の変化に順応できるようになります。事実、『ファーストチェスト理論』では、チェスをする際に『5秒で考えた打ち手』と『30分で考えた打ち手』のうち、86%は同じ打ち手であったことが実証されており、早く決断して実行に移すことが大切だと言われています」
コロナ禍を生き抜くために、身に付けたいスキルですね。
・合わせて読みたい→デートプランが残念な男子のやりがち失敗談3タイプ
(文/fumumu編集部・志都)