(画像は『ABEMA Morning』より)今年は、新型コロナウイルスによる影響で多くの業種が苦境に立たされています。

そんな中、独自の方法で人々を盛り上げ、利用者数が増加したという「おっさんレンタル」について『ABEMA Morning』(ABEMA)で、取り上げました。



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■ドラマ化もされた「おっさんレンタル」

数年前に話題になった「おっさんレンタル」。1時間1,000円~を支払い、悩みや愚痴を聞いてもらう、買い物に付き合ってもらう…など、人によって活用方法が違いますが、多くの女性にとって“おっさん”を求めていることが話題になりました。

今年1月には、“おっさんレンタル”のドラマ『コタキ兄弟と四苦八苦』(テレビ東京系)も放送されるほど。


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■コロナ禍で2割増し

多くの困難を乗り越えてきた経験を魅力とし“おっさん”たちの地位向上を目的として「おっさんレンタル」をスタートしたのは、現在53歳の“おっさん”西本貴信さん。

「おっさんレンタル」コロナ禍で2割増し リモートで需要高まる
@ABEMA)9年目を迎えたこのサービスが新型コロナウイルスの影響で、利用者数が前年の2割増しになったといいます。

また、全国で75人ほど在籍している“おっさん”の中には、人事担当の方や専門性のある方もいるため、これまでは恋愛などのプライベートな内容が多かったものの、コロナの影響で仕事や転職など、相談内容にも変化があったそう。


「おっさんレンタル」コロナ禍で2割増し リモートで需要高まる
@ABEMA

■リモートならではのメリットも

さらに、対面だった「おっさんレンタル」も、現在はリモートや電話レンタルになったことで、「逆に(おっさんたちの活躍する)エリアが拡大した感じですね」と西本さん。

全国の“おっさん”たちは、世の中の困る人たちの力になるため、“相談役”として活躍しているようです。

西本さんは「『世の中を明るくしたい』とか、俄然元気を出して『日本を元気にしたいな』というのが、僕たちのこれからの目標」と語りました。


■アナウンサーがレンタル体験

西本さんを取材したテレビ朝日の住田紗里アナウンサーは、リモートで「おっさんレンタル」を体験。

在籍5年目の「射手座右聴き」さんに恋愛相談をすると…「何か1つ共通点があると、トラブルがあった時とかにいいかもしれない。あとは嘘をつかない人がいいのでは。言い訳が多い人もどうかなと思います」と、画面越しに優しく丁寧なアドバイス。


「おっさんレンタル」コロナ禍で2割増し リモートで需要高まる
@ABEMA)住田アナは「私は人に聞くことが仕事なので、中々自分のことについて聞くのは難しかったんです。でも、そんな私にも優しく対応してくれましたし、恋愛以外にも人生相談にのってもらえたのですごく温かい気持ちになりました」と感想述べました。

親しいからこそ相談しにくい内容ってありますよね。お互いのことをよく知らない関係であり、人生の先輩である“おっさん”に救われる人も多いのかもしれません。

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(文/fumumu編集部・冬野 とまと