顔相鑑定士の池袋絵意知です。今回は、杉咲花さんが主演を務める放送中のドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』(カンテレ・フジテレビ系)で、看護師長の津幡玲子を演じている吉瀬美智子さん。


原作漫画の津幡玲子にそっくりの、前髪をビシッと固めたヘアスタイル。そして、吊り上がった眉毛と上下に囲んだアイラインで、いかなるリスクもミスも許さない“安全の鬼”の顔を作っています。

初回放送後には視聴者から「吉瀬さんって途中まで気が付かなかった」「オールバックの吉瀬美智子がかっこいい」「いつものイメージと全然違う」などの反響が寄せられ、第3話では津幡がフォーカスされました。

■オールバックの髪型をした人は?

吉瀬美智子、『アンメット』看護師長役のヘアメイクを徹底分析:顔相鑑定(258)
吉瀬美智子


吉瀬さんといえば、品の良さとセクシーさを兼ね備えた顔で、個人的に大好きな顔だったこともあり、『アンメット』の顔には驚きました。「厳しさ」を通り越した“鬼”の「怖さ」で別人にしか見えません。

メイクと髪型でここまで役作りができることに驚きです。アイラインで目を鋭くしているのもありますが、やっぱり髪型の影響が大きいです。
髪を根元からピッタリ固めて額を全開にしていることで威圧感があります。

女性も男性もオールバックスタイルにしている人は自信家に多く、また、強い自分でありたい心理の表れです。

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■「ひっつめ髪」の長所と短所

オールバックにして後ろで髪を縛った「ひっつめ髪」スタイルにすると、顔面の皮膚まで後ろに引っ張られるため、眉と目も普段よりは吊った感じになります。たるみが解消されて若々しく見えることもあれば、津幡のような怖い印象にもなります。

眉はこの髪型のせいでより吊り上がっていますが、ここ最近は普段から上げて角度もつける眉が多いようです。自己主張の強さと頑固さを表すもので、2021年に離婚したことで、女優として強く生きる気持ちの表れかもしれません。

■ファンデーションにも秘密が

ファンデーションにも秘密があり、津幡メイクでは赤み(ピンク系)や黄み(ベージュ系)の色味がない、かなり白いものを使っているようです。白い色には、純粋、清潔などのイメージの他に「突き放す」冷たい印象もあります。


そのため、病室の壁は真っ白にしない、ナース服も白よりもリラックス効果のあるピンク系が採用されることも増えました。※ちなみにピンクやネイビーよりも白いナース服のほうが有能な印象を与えるそうです。

■厚い唇でも下品にならない理由

通常の吉瀬美智子さんの顔を分析すると、目を過剰に大きくしたりせず、大人の女性にふさわしいメイクが多いです。色味を抑えることで華美にならず、落ち着いた優しいオトナの女性の顔を作っています。

口は唇が上下とも厚くて愛情深い人です。厚い唇はセクシーな印象にも下品な印象にもなります。
しかし吉瀬さんは、目が理知的なのと、口元がキュッと締まっていることで、セクシーさのみの印象になっています。

今回のドラマでは新たな魅力を見せた吉瀬美智子さんですが、180度変わって和製マリリン・モンローのようなセクシーすぎる役も見てみたいです。

◆池袋絵意知

観相家、顔研究家、顔面評論家。 出版社、人材総合サービスを経て顔研究の道へ。著書に『1分で見抜け!顔やしぐさでわかる本当の性格』(明日香出版社)『顔相恋占い』(池田書店)『あなたは何顔美人?』(WAVE出版)など。日本顔学会会員、化粧文化研究者ネットワーク会員。
個人鑑定・開運相談も行う。

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