タレントのスザンヌ(38)が18日に放送されたTBS系「日曜日の初耳学」にリモート出演し、今年2月から始めた旅館経営について語った。


 スザンヌは地元・熊本市の築70年以上の旅館を2400万円で購入したが、屋根の瓦や床などのリフォームが必要だったため、初期費用は1億円以上と告白。

現在は、1億5000万円の大赤字の中で営業中という。


「番組では資金繰りのために東京に持っていたマンションを7500万円で売却し元手にしたことや、15年かけて採算を取る計画を立てていると明かしています。2015年にソフトバンクの現3軍監督・斉藤和巳氏(47)と離婚し、その後は現在11歳の息子のシングルマザーとしてタレント業をしながら熊本を拠点に活動している。また、21年には中退した高校に再入学、22年には福岡にある日本経済大学に入学していて、現在ファッションビジネス科に在籍する学生でもあります」(女性誌ライター)


 高校を中退し芸能活動を始めたスザンヌは、07年に21歳でバラエティ番組『クイズ!ヘキサゴンII』(フジテレビ系)に初出演。珍解答を繰り返し、"おバカキャラ"として人気タレントになったが、現在は実業家としての顔を持つ。


 23年11月には本名の山本紗衣名義で新会社「yama」を設立、古着リメイクのブランド『StyleReborn』を立ち上げているが、ビジネスの立ち上げには積極的だ。


■食肉店との共同経営は震災もあって撤退に


「熊本に移住した翌16年には共同出資者の食肉店の家族と一緒にカフェをオープンしています。3か月後には熊本地震が起きたこともありますが、事業を撤退しています。後にWebメディアのインタビューで、《最大40席ぐらい入れる広めの店だったので、カフェがメインで単価が安いのに人件費がかかってしまい、なかなか儲けが出なくて》とも振り返っています。当初は地元メディアを使った宣伝がすごくて話題の店だったそうです。離婚後は、ヨガインストラクターの資格を取得し、一時は熊本市内のショッピングモールで教室もしていました。実家がバーをやっていますし、"商売"には関心が高いのでしょう」(前出のライター)


 そんなスザンヌの新ビジネスが旅館経営。

1泊2食付きで6万6000円(2名1室)からだが、全国区の放送後も予約はほとんどが「空き」になっている。


 視聴者からは《密着したテレビ見たけど心配になった 大丈夫なんかな》などと懸念する声も……。


「熊本には黒川温泉など人気エリアもありますが、旅館のある熊本市・河内町は有明海に突き出した小さな岬の先端部に位置し利便性が悪く周囲は何もない。美しい自然に囲まれているのが魅力でもあるのですが、周辺観光を考えると集客が難しいエリア。また有明海を挟んで見えている人気観光地の島原半島と比較しても、価格設定が強気な印象はあります」(地元観光業関係者)


 旅館経営といえば、お笑い芸人のあべこうじ(50)も、青森県弘前市で老朽化して休業中だった「百沢温泉」を購入し、昨年から営業している。スザンヌは立て直せるか。


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