【城下尊之 芸能界ぶっちゃけトーク】
この夏の参院選が近づいてきて、タレント候補の名前が出てくる時期となった。
先にデヴィ夫人(85)が「12(ワンニャン)平和党」なる政党をつくって話題にはなったが、団体は4月に解散してしまい、自身も含めて候補者を立てない。
その点で藤原紀香(53)の名前が思い浮かぶ。その昔、藤原は3年連続でJALの沖縄キャンペーンキャラクターに選ばれたことがある。それまでは毎年、キャラクターが交代してきた。なぜ連続して彼女なのかとスポンサー筋に尋ねると、「水着になってくれることが絶対条件で、特に沖縄旅行は若い層から高齢者まで行くので、老若男女に人気のある人を探したら消去法で彼女になった」というのだ。
そんな藤原が参院選に出るということになれば、歌舞伎役者の故・4代目坂田藤十郎さんの妻だった故・扇千景さんの後を継いで、梨園の妻であるところの話題性も期待できる。7月8日まで舞台「サザエさん」の仕事が入っているが、改選議員の任期満了が7月28日なのでギリギリ間に合うだろう。
僕は彼女がアドリブで中国語の挨拶をしているところを見たことがあるし、韓国語も簡単な会話ならできる勉強家だ。以前の所属事務所が多額の借金で破産したばかりだし、彼女を口説いて出馬させたい政党はある。
知名度で当選しても、大事なのは政策遂行
他に僕の勝手な推測だが、出馬させれば「当選の可能性が高い」タレントを列挙してみた。
まずは、菊池桃子(57)だ。タレント活動のほか、戸板女子短大客員教授を務め、一億総活躍国民会議の民間議員にも起用された。
ニュースキャスター枠では安藤優子(66)と陣内貴美子(61)。このふたりも立候補させることができれば“鉄板”だろう。毎日の帯番組に出ていた頃に比べれば忙しさも緩和されているし、今が口説きどころとなっている。
スポーツ界では希望的観測も含めて浅田真央(34)か。姉の浅田舞(36)との姉妹同時出馬なら話題には事欠かない。
過去に名前が挙がった東ちづる(64)は近年、骨髄バンクの啓発や支援、講演活動も数多く、声をかけてみる手もある。
もっとも、知名度で当選しても、大事なのは政策遂行なのは言うまでもない。
(城下尊之/芸能ジャーナリスト)