お笑い芸人の千原せいじ(55)と埼玉県戸田市議の河合悠祐氏(44)の対談動画が炎上している。千原は7月17日に同県にある西川口と蕨を訪れ、そのロケの様子を見るという企画だったが、河合氏を批判する千原に対して河合氏も応戦し、激しい舌戦が繰り広げられた。
川口市で深刻化しているクルド人などの移民問題の話を聞くために、千原が7月18日のニコニコチャンネルプラスの有料ライブ配信に出演オファーし、河合氏との対談が実現した。
しかし、河合氏がタレントの田村淳(51)について、YouTube対談で「ボコボコにしました」と言ったあたりから、険悪なムードに。「ネットにコメントを書き込む人間はアホばかり」「こんなのを支持している戸田市民はヤバい」「そもそも外国人問題に興味ない」などの問題発言を連発した千原に対し、河合氏が「リスペクトが足りない」などと指摘。千原が「お前、いじめられっ子やったやろ?」と、いじめ被害者をバカにするような言葉で河合氏を罵倒する場面があった。
この千原の言動に《胸糞悪すぎてしんどい》《マジで最悪やな いじめを茶化すし戸田市民を馬鹿にするし凄い嫌な気分になった》などと批判が殺到し、千原のYouTubeチャンネル登録者数は、河合氏との対談動画が公開されてから、51万台から50万台に減った(21日現在)。
■少し現地に立ち寄っただけなのに“事情通”
もっとも、外国人の移民問題に首を突っ込み、炎上したのは千原だけではない。河合氏と千原の前に舌戦を繰り広げた田村も、7月1日放送の「ABEMA Prime」で川口市周辺のロケを行うも、現地で困る日本人住民たちの声にフォーカスせず、外国人との対話の必要性を説き続け、その姿勢に視聴者からの批判が集まった。この批判に対し、田村は10日、自身のXを更新し、《事前の勉強が不十分だった部分もあったと反省しています》と投稿。千原と田村に共通するのは、“ロケ”や“視察”と称して現地に少し立ち寄っただけなのに、「問題視されるような治安の悪さは感じなかった」と簡単に結論づけてしまうお手軽さだろう。
「特に千原さんは、今回の話題を取り上げてやっているというかのような態度が、言動の端々から垣間見えていましたし、田村さんに関しても、ご本人の言葉通り、少し調べれば分かることすらも決めつけや思い込みで発言していた印象です。千原さんは河合氏との対談中、視聴者に向かって『これが戸田市の市議会議員ですよぉ?』と、政治家の嫌な一面を引き出してやったと言わんばかりに、あおっていましたが、その問題と真っ向から対峙し、市民のリアルな声を聞いている河合氏は、少なくとも千原さんより外国人移民問題に詳しいはず。にもかかわらず、最後は『お前、いじめられっ子やったろ?』ですから、動画視聴者も呆れてしまったでしょうね」(スポーツ紙芸能担当記者)
利害と主張が複雑に交錯する外国人の移民問題を動画の“ネタ”にするなら、相応の準備と下調べが必要だったようだ。
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二度の不倫疑惑でテレビ局を出禁状態になった千原せいじ。いつの間にかYouTube登録者が50万人に増えたことも驚きか。関連記事もあわせて読みたい。