「私もね子どもの頃、小さい人間の頃、毎週日曜日来ていたわけですよ。楽しみでね。
お笑いコンビ「オードリー」の春日俊彰(46)が16日、「西武園ゆうえんちプール開き記念イベント」に登場し、自身の思い出をこう語った。「西武園ゆうえんちプールの化身」に任命された春日は地元・所沢市出身で、“超超体験型!”とうたわれた「サメ・ザ・パニック in 波のプール」や「春日が水に流したい黒歴史が、流れるプール」などのアトラクションを興奮気味にPRした。
猛暑に見舞われる中、夏休みに突入し“春日効果”もあってか、西武園ゆうえんちのプールは連日、家族連れなどでにぎわっているとのこと。だが、西武園ゆうえんちは今、窮地に立たされているというのだ。
バブル期には年間200万人近い来場者数があったが、少子化の影響もあり2018年には50万人を割り、苦戦を強いられていた。2020年の開園70周年を機に起死回生のリニューアルを行っている。
「親会社の西武ホールディングスが100億円を投じて、USJを復活させたと言われている森岡毅氏が率いるコンサルティング会社『刀』にリニューアルを依頼。西武園ゆうえんちは“昭和レトロ”を前面に打ち出し、21年5月にリニューアルオープンしています」(経済ジャーナリスト)
リニューアル当初は“なつかしの昭和”が体験できると、中高年だけでなく若者にも大ウケと盛んに報じられていた。しかし、時の経過とともに不穏な空気が流れ出したという。
■ANNイベント5万人超の来場、お笑いコンビ一の集客力
「同ゆうえんちは単体で、22年3月期こそ1723万円ほどの最終利益を計上していますが、23年3月期は3457万円のマイナスと赤字に転落。さらに親会社は23年3月期に32億円、24年3月期に41億円の減損損失を計上しています。
24年3月末に西武園ゆうえんちと刀の協業が満了している。一方、春日と西武園ゆうえんちのコラボは今のところプールが営業している夏限定のようだが、通年での展開も期待されているというのだ。
「オードリーは昨年2月、ニッポン放送の『オードリーのオールナイトニッポン』の番組15周年記念イベント『オードリーのオールナイトニッポン in 東京ドーム』を開催。来場者5万3000人だけでなく、ライブビューイングと配信をあわせて15万6707人を集めるほどの人気ぶりで、同イベントはギネス認定されています。オードリーの集客力はお笑いコンビの中でも群を抜いています。今回の春日の企画が好評であれば、相方の若林を加えて通年でのコラボ展開もありうるでしょう。春日プロデュースのお化け屋敷などが実現したら、『面白い』といった声も聞かれます」(スポーツ紙記者)
春日は地元遊園地の救世主になれるか。
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