森川葵(30=写真)がGP帯連ドラ初主演となる「スティンガース 警視庁おとり捜査検証室」(フジテレビ系=火曜夜9時)が7月22日に始まった。


「森川は女優としてのポテンシャルが高い上に、バラエティーでも活躍。

初主演と言ってもメインキャストとしては十分な実績で、むしろこれが初めてというのは遅いくらい。ただ、昨年8月の森本慎太郎(SixTONES)との熱愛報道を機に、過去の共演者との噂がクローズアップされて《共演者食い》などとアンチが急増中。この初主演作でそれをねじ伏せられるかに注目です」(スポーツ紙芸能デスク)


「スティンガース」は、《“おとり捜査”に真正面から挑む、警視庁内の異端チーム・通称“スティンガース”の活躍を描く、完全オリジナルの“爽快コンゲーム(だまし合い)エンターテイメント”》(公式サイトから)。森川が演じるのはスティンガースのリーダーで、キレッキレの捜査官、二階堂民子だ。


 初回放送後、SNS上では《いろいろチープだけど、お気楽に楽しめる》という声がある一方で、《やりたいことはわかるしキャストも悪いと思わないけど、すべてが中途半端な印象》《ごめん森川葵ってだけで見る気がしない》などなどマイナスの声が目立ち、レビューサイトFilmarksでの評価は5点満点で2.7(7月27日現在)。


 テレビコラムニストの亀井徳明氏は「僕は楽しんで見ましたが、どうしても過去作と比べてしまう部分がある」と、こう続ける。


「他人に成り済ます“七変化”があって、チームを率いるリーダー。森川さん扮する二階堂を見ていると、フジテレビのヒット作『コンフィデンスマンJP』と『BOSS』が浮かびます。森川さんも頑張っているし、他のキャストも良かったんですが、連ドラ初主演で長澤まさみさんや天海祐希さんと比べるのはちょっとかわいそうかも。緊迫するところとおふざけのバランスやそれぞれの質が、この2作と比べてしまうと明らかに弱いのは否めません」


 SNS上でも《ツッコミどころ満載なのは別にいいんだけど、“占拠”シリーズみたいに振り切ってないので、ただスベってるだけ》などと言われてしまっている。


「でも、森川さんの部下を演じる藤井流星さんの“道化役”ぶりが意外と効いていて、こういう“お約束”は結構好きな視聴者もいると思いますよ。『コンフィデンスマン』で東出昌大さんが演じた“ボクちゃん”的なポジションがハマるイケメンはあまりいない。

藤井さんが大真面目にやればやるほど、そしてひどい目に遭うほど、面白くなっていく気がします」(前出の亀井徳明氏)


 森川が輝くカギは、ポスト“ボクちゃん”の存在か。2人の“関係性”が人気を左右しそうだが、藤井流星(31=WEST.)は、森本慎太郎(28)と同じ旧ジャニタレ。“共演者食い”の森川との共演となれば、ドラマの本編以上にハラハラ、ドキドキのコンゲームが水面下であったりして?


  ◇  ◇  ◇


 夏ドラマに旧ジャニタレと警察ものが目立つ理由は……気になるなら、下の関連記事をチェックしたい。


編集部おすすめ