フジテレビ第三者委員会認定の「不適切な会合」への参加を報じられ、それを認めた福山雅治(56)は今後どうなるのか、業界内外で注目されている。
2005年前後から年に1、2回程度、フジ元専務の大多亮氏(66)が主催し、確認できているだけで19人の女性アナウンサーを同席させていた会合で、福山であると判明した「男性有力番組出演者」らは下ネタ的な性的内容を含んだ会話を交わしていた。
もっとも、福山の下ネタはファンにはお馴染みで、パーソナリティーを務めていたニッポン放送「福山雅治のオールナイトニッポン」(1992年1月~98年3月)あたりから、下ネタをあけすけに語るトークを繰り広げていたことで知られている。
「福山は『笑福亭鶴光のオールナイトニッポン』(1974年4月~85年10月)のファンで、深夜ラジオに憧れていたそうです。昭和の時代、若者に大人気だったのは、この番組で鶴光の連発する下ネタ。鳥の雛が目を開いて、最初に見たものを親だと認識することを例に挙げて、福山はかつて『あれです』と振り返っています」
とはスポーツ紙芸能デスク。
「この下ネタを語る福山が、イメージとギャップとあるからと、男性人気も得たという見方がファンにはありました。最初はリスナー相手のネタだったにせよ、本人もそれで気を良くしたのか、『売られた下ネタは買います! 絶対に負けません!』などと豪語してきた。下半身をさらして、街を歩きたいというような放言も、ファンらに記憶されています。また、ライブで女の子たちは自分の股間ばかり見る、などとも言っていた。女性にも下ネタが受け入れられていると思っていた部分もあるのでは」ともいう。
福山は今回の報道を受け、「深く反省しております」との謝罪コメントを出した。だが、年初からのフジテレビ騒動の端緒となった中居正広氏(53)は元フジテレビ女性アナとのトラブルが明らかになり、結果的に引退を表明した。
■「不適切会合」の詳細についての続報、出席女性の証言が出てくれば一発アウトか
広告プロデューサーの見方はこうだ。
「今回の件についてフジテレビは、『福山さんによるハラスメント行為があったという申告は確認されておりません』としています。フジは9月に福山主演の映画『ブラック・ショーマン』の公開を控え、これ以上、騒ぎが大きくならないほうが得策なのでしょうけど、福山も中居氏も、同じ昭和の時代の感覚の中で育ち、現在も引きずっている。『不適切会合』の詳細もまだ分かっていませんし、出席していた女性の証言や、それら以外での行為が報じられたりする可能性もゼロではなく、今後どうなるのかは流動的でしょう」
中居氏と福山を隔てている境界線がどう動くのか、ますます注目である。
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「男性有力出演者」の正体が判明したわけだが、名前が出ない状態では以前からくすぶっていた疑惑であることには変わりはない。関連記事【もっと読む】福山雅治のフジ「不適切会合」出席が発覚! “男性有力出演者”疑惑浮上もスルーされ続けていたワケ…では、長期間にわたってスルーされてきた理由について伝えている。