8月30、31日に放送された「24時間テレビ48-愛は地球を救う-」(日本テレビ系)は番組平均視聴率が11.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。全体の視聴率はいまひとつふるわなかったものの、SUPER EIGHT横山裕(44)がチャリティーマラソンで105キロを完走し、ゴール後の31日午後8時45分に瞬間最高視聴率は世帯視聴率25.4%を記録。

募金額が昨年のやす子(27)の約5億円を大きく超える7億円超となり、記録を塗り替えた。


 横山はシングルマザーの母を支え、中学卒業後に建設会社で働きながら芸能活動をしていたこと、母が病に倒れ弟2人が養護施設にいたことなど、壮絶な家庭環境を明かしチャリティーマラソンに挑戦。お茶の間を感動させた。まさに1日にしてヒーローになった横山だが、過密スケジュールが問題視されている。


 酷暑の中走り続けること自体の疑問に加え、完走後は「Golden SixTONES」の生放送に出演。その後、完走した横山を料理でねぎらう「ザ!鉄腕!DASH!!」の収録も行われ(7日放送)、2、3日はソロライブ福岡公演。4日、レギュラーを務める「ヒルナンデス!」に生出演すると、本人は「びっくりするぐらい調子ええんですよ」とは言うものの、声はガラガラ。さらにソロライブツアーは続き、5日は新潟、8日は北海道、9日はファンクラブ会員限定イベントなどスケジュールが詰まっている。


 100キロ走ればアスリートですら満身創痍。膝を悪くすることも少なくない中、ネット上では「いくら運動能力の高いタレントとはいえ、ハード過ぎ」とザワついている。さらに水卜麻美アナ(38)も24時間テレビ後、連日「ZIP!」に出演し「会社員なのに大丈夫?」という声も。


「日本テレビは人材起用が一極集中しすぎる。

去年のやす子以上のエピソードを求めた結果、抜擢された横山ですが、国分太一でイメージダウンした『ザ!鉄腕!DASH!!』にまで横山をゲストに出演させるのはいかがなものかという話も聞こえています。水卜アナの問題も同じで、極端にリスクを嫌う日テレ制作陣の気質に問題がある」(テレビ局関係者)


 横山にとっては最高視聴率を獲得し、知名度は高まったが……昨年のやす子ですら、露出が多すぎて賞味期限切れのウワサも。コスリすぎて飽きられないように調整することも必要かもしれない。


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