松本潤(42)が6日、TBS系「情報7daysニュースキャスター」に出演。3日に薬物事件で逮捕された俳優の清水尋也(26)についてコメントした。


 この日は、翌7日に最終回を迎える松本が主演を務める同局系日曜劇場「19番目のカルテ」のPRのための出演。


 当初から出演は決まっていたそうだが、同ドラマに内科医役で出演していた清水が水曜日に逮捕されたことから、松本の出演は一度、白紙に戻ったが、「ぜひに」ということで出演してもらうことになったと司会の安住紳一郎アナ(52)が説明した。


 清水逮捕を伝えるニュースの後にコメントを求められた松本は「今回の報道でドラマをご覧くださっている皆さまに本当にご心配をおかけしてることかと思います。今回の事件については、報道されている以上のことはわからないですし、僕たちは撮影現場でお会いしてましたが、特別違和感を感じるようなことはなかったです」として、「報道でその状況を知った時にまさかと信じられない思いでしたし、何より非常にショックを受けました」と説明した。


 さらに、日本の医療の現状を扱うドラマで、こうした事件が起きたことに「そのような題材を扱っているにもかかわらず、今回のようなことが起きたことは、非常に残念でした」と続けた。


■2年ぶりドラマ主演も


 最終回は、清水のシーンをカットして再編集が終わったところだと松本は説明したが、その目には涙が浮かんでおり、無念さを隠しきれない様子だった。ネット上では、《座長として自分の言葉で話したのは立派》などと松本に対する称賛の声が相次いだが、今回の件は、満を持して最終回前日に番宣のため出演した松本にとってもイタすぎる事態だった。スポーツ紙放送担当記者はこう話す。


「8月31日に放送された最終回直前の第7話の視聴率は、7.9%で、9.6%だった第6話から1.7ポイントの大幅ダウン。第1話と第2話こそ11%台だったものの、第5話以降は、10%を切っていました(視聴率はビデオリサーチ調べ、世帯平均、関東地区)。全体としては、かろうじて10%いくかいかないかの土俵際です。配信などに視聴習慣が変わっているとはいえ、TBSの看板ドラマ枠としては、いまひとつ物足りない」


 さらに、松本にはもうひとつ“負けられない理由”があった。


「松本にとって今作は、2023年のNHK大河ドラマ『どうする家康』以来、2年ぶりの主演ドラマでした。当時は、同ドラマ放送期間中に、故ジャニー喜多川性加害問題が表面化、ドラマは打ち切りの危機にさらされました。その影響もあってか平均世帯視聴率は歴代大河でワースト3となってしまい、松本は俳優としての評価を大きく下げた。その後、24年に個人事務所を設立し、独立。今回、それ以来、初となる主演作品だっただけに、“背水の陣”で挑んだに違いありませんから」(前出の放送担当記者)


 まさに踏んだり蹴ったり……泣きたくなる気持ちもわからなくもないが。


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 仮にドラマに異変がなくとも、松本潤には苦難がいっぱいだ。関連記事【もっと読む】松本潤「19番目のカルテ」の評価で浮き彫りに…「嵐」解散後のビミョーすぎる立ち位置…では、その困難ぶりを伝えている。


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