夏ドラマのほとんどが最終回を迎える中、森川葵(30)主演の「スティンガース 警視庁おとり捜査検証室」(フジテレビ系=火曜夜9時)はあと2話残している。
「世帯視聴率は初回の5%から下降して一時は3%台に。
かつては「ナースのお仕事」や「救命病棟24時」など人気シリーズを輩出した枠だが、どうもパッとしないようだ。
「『スティンガース』は、映画で大ヒットした長澤まさみさん主演の『コンフィデンスマンJP』路線の”コンゲーム”(詐欺やだまし合いのドラマ)で面白いんですが、比べてしまうとキャストや設定がどうしても弱く感じてしまう」(前出のテレビ誌ライター)
ネット上でも《面白いところはちょこちょこあるんだけど、全体的に安っぽい》《こうすればウケるだろうという安直さが見え隠れして離脱》など、厳しい意見が目立つ。その一方で《スティンガースの面々のやりとりが好き》という書き込みもあり、16日放送の第9話放送後には《ここにきてメンバーの中に裏切り者がいるなんて展開、ワクワクする》と、視聴を継続してきた人と思われる声もあるが……。
テレビコラムニストの亀井徳明氏は「チープさも含めて魅力だったんですが、一般ウケしなかったのは残念」と、こう続ける。
「第8話のラスト、森川さんが挑んだテーブルクロス引きの場面。“ワイルドスピード森川”を知っている人へのサービスですよね、これ。そういう本編と関係ないところでの遊び心というか小ネタが空回り気味だったのは確か。第9話で第5話に登場したカレー屋の店長が出てきたり、ずっと見てると面白いんですけどね」
火9ライバルのテレ朝系「誘拐の日」は、ひと足お先に2日の第9話でフィニッシュ。次回作の野木亜紀子氏の脚本、大泉洋(52=写真)&宮崎あおい(39)が夫婦を演じるSFラブロマンス「ちょっとだけエスパー」は10月21日と遅めのスタートとなる。一方、フジテレビは「スティンガース」最終回の30日の翌週、インターバルなしで10月7日に佐藤隆太(45)主演の「新東京水上警察」が始まる。
「フジ火9は、連ドラ再開後は『人事の人見』以外はすべて“警察もの”ということになります。
毛色の違う“警察もの”で勝負するフジか、“変化”のテレ朝か。今のフジにとって次の大泉はさらなる強敵だ。秋ドラマの対決を前に「スティンガース」はどんなフィニッシュでつなげるのか?
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その大泉洋と共演する宮崎あおいの近況だが、はっきり言って前途洋々のようだ。関連記事【もっと読む】4児の母となった宮崎あおいの明るい未来…同級生・上戸彩の成功をお手本にイメージ刷新!…では、本人の明るい未来について伝えている。