焦り散らかしている。
公明党の連立離脱で超少数与党に陥る自民党の高市早苗総裁が15日、「ゆ党」日本維新の会の吉村洋文代表と会談。
「もともと、維新は総裁選で小泉進次郎農相が勝つことを見越して、水面下で連立協議に邁進したが、高市さん勝利で当てが外れた。高市さんと政策の一致点が多い国民民主が自民の連立相手の一番手に躍り出ると目され、『維新はもう終わり』とみられていた。ところが、いつの間にか維新は高市自民に急接近。維新に先を越された国民民主は存在感低下が必至ですから、玉木さんは焦っています」(官邸事情通)
玉木氏も15日、高市氏と会談。「共に責任を担っていきたい」と高市氏から連携を呼びかけられた。しかし、玉木氏は高市-吉村会談後の夜のユーチューブ番組で、「我々が連立に加わる必要はない」と突き放した。“維新と組むならオレたちはもう協力しない”とばかりにヘソを曲げた格好。維新に“嫉妬”しているわけだ。高市自民とは親和性があるのだから、サッサと連立入りを決めればよかったのではないか。
■「重要な決断ができない」のが玉木雄一郎
「ホイホイついていけば、世間からは『裏金自民に手を貸すのか』と批判されかねない。
つまり、ボヤボヤしている間に維新に先を越されてしまったわけだ。
「優柔不断で気が小さく、重要な決断ができないのが彼なんですよ」と言うのは、玉木と古くからの知り合いの政界関係者だ。
「2年前の国民民主の代表選では、玉木さんと現・維新顧問の前原誠司衆院議員の一騎打ちだった。玉木さんの勝利は盤石だったが、彼は『圧勝しないとダメだ』と焦り切っていた。それで、私が全国の地方議員に呼びかけ、玉木さんを徹底支援してもらった。結果、玉木さんは圧勝し満足げだったが、なぜそこまでこだわるのか不思議でした。焦りや不安の裏返しなんでしょう。人の話をよく聞きますが、逆に聞きすぎて影響されやすいタイプですね」
立憲民主党に担いでもらって「玉木首相」を目指した方が良かったんじゃないか。
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