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例えば、シングルの生みの母親が育児放棄して、ジジババが孫を育てていても、法律的には母親の通帳に振り込まれているので、ジジババの持ち出しは続く。給食費など必ず使われるもので相殺してくれればいいのにというぼやきもたくさん聞く。
さて。韓国の児童手当。ここはシングルではなく、世帯主である父親の通帳に振り込まれた。父親は、子の父親であると同時に、父親の両親の子供でもあるという拡大解釈のもと、振り込まれた児童手当の一人分を自分の親に渡した。金額からしたら、1万8000円ほどだが。
それを知った妻は激怒した。すると夫はしらーっと「もう一人分は、君の親にあげたらいいじゃないか」。
すごい矛盾にも感じるが、自分の親が生きている限り、自分も1人の子供であると言う解釈はそんなに間違ってはいない。この夫は、これからも渡される児童手当の一人分は、自分の親に渡すと強く言った。「オマエの親にやらなかったから怒ってるだけだろ」なんとしらじらしい言葉。
国としては、この夫婦の子供にあげる、いや必要な出費のために使ってほしい、使えと言うことで渡している。誰かの子供であるオレではないのだ。児童手当と銘打っている限り、単なる臨時収入ではないし、選挙前のばらまきでもない。
世帯主、あるいは、振込先を妻=母に変更しなければ、永久に、じいさんばあさんに児童手当は流れる。
韓国も日本も、親になる資格のない頭脳を持ったものが国の恩恵を我が物にしている。
【編集:fa】