フィリピンの街を歩けば、至る所で見かける赤い看板。地元の人々に絶大な人気を誇る中華風ファストフード「超群(チョーキン)」は、フィリピン流にアレンジされた中華料理を手軽に楽しめる憩いの場です。
お昼時ともなれば、家族連れや学生たちで店内は活気に溢れます。

その他の写真:2026年4月18日撮影

 ここで外せない定番メニューが、香ばしい香りが食欲をそそる「チャオファン(炒飯)」です。中でも人気なのは、炒飯の上に大ぶりのシュウマイが贅沢に鎮座した一皿。価格は135ペソ、日本円で約365円(1ペソ=2.7円換算)です。パラパラの炒飯に、肉の旨味が詰まったシュウマイ、そしてお好みで添えるピリ辛のチリガーリックオイルが最高のアクセントとなり、一度食べれば病みつきになる味わいです。

 食事の後の「締め」として、あるいは午後のティータイムの主役として愛されているのが、フィリピンを代表するスイーツ「ハロハロ」です。紫色のウベ(紅山芋)アイスがトッピングされた色鮮やかな一杯は、75ペソ(約203円)という驚きの安さ。グラスの中には、ゼリーや豆類、フルーツ、そして濃厚なカスタードプリンであるレチェ・フランがぎっしりと詰まっています。

 「ハロハロ」とはタガログ語で「混ぜこぜ」という意味。その名の通り、スプーンで底から大胆にかき混ぜて食べるのがフィリピン流です。氷のシャリシャリ感と具材の様々な食感が混ざり合い、南国の熱気を一気に吹き飛ばしてくれます。

 安くて美味しく、お腹も心も満たしてくれるフィリピンの中華。
洗練された高級中華とは一味違う、地元の人々の生活に根付いた「庶民の味」には、この国ならではの陽気で温かい魅力が詰まっていました。
【編集:Eula】
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