フィギュアスケート女子で今年の世界選手権で4度目の優勝を果たした坂本花織さんが23日、都内の味の素本社を表敬訪問した。現役ラストシーズンは同社から食事面でサポートを受け、万全な状態に。

2月のミラノ・コルティナ五輪では2大会連続で個人、団体ともに銀メダルを獲得。最終戦となった世界選手権では女王に返り咲き、「本当に心強いサポートをしていただいた。おかげでオリンピックで銀メダル2つ、世界選手権で4度目の優勝を果たすことができた。本当に自分にとって最高のシーズンになった。サポートありがとうございました」と感謝した。

 今季限りで現役を退き、今後は指導者の道を歩む。現在はアイスショーなどが重なり準備はできていないが、「私が所属しているクラブにはたくさんの生徒がいるので、一人ひとりに合わせた指導ができたら」と第二の人生への目標を語った。

 自身は現役時代に食生活で何度も壁にぶつかった。シーズン中は体重を落としても、オフになればリバウンドの繰り返し。「マイナスとプラスをずっとやっていた」と振り返った。今回のサポートや自身の経験を踏まえ、教え子たちには「しっかり食べて、しっかり練習することによって代謝も上がる。練習の効率も上がる」と伝えていきたいと話した。

 現役時代は幼少期から中野園子コーチから厳しくも愛のある指導を受け、数々の成績を収めてきた。そんな恩師からは「みんながよってきてくれる性格はいいけど、指導者になるためには嫌われ役にもならないといけない」と金言を受けていると明かした。明るく誰とでも打ち解けられるのが坂本さんの魅力。だが、アドバイスを受け「時には厳しいことを言っていかないと、成長にはつながらない。心を鬼にして頑張っていきたい」と指導者としての心構えを学んでいる。

 ミラノ五輪後には「教え子をオリンピックに導けるように全力でサポートできたら。中野先生のようなコーチになりたい」と語っていた坂本さん。「世界で活躍する子を育てて、しっかり食事管理もして、強い選手を育てていきたい」と次なる目標をトレードマークの明るい笑顔を携え語った。

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