フィギュアスケート女子で今年の世界選手権で4度目の優勝を果たした坂本花織さんが23日、都内の味の素本社を表敬訪問した。現役ラストシーズンは同社から食事面でサポートを受け、万全な状態に。

2月のミラノ・コルティナ五輪では2大会連続で個人、団体ともに銀メダルを獲得。最終戦となった世界選手権では女王に返り咲き、「本当に心強いサポートをしていただいた。おかげでオリンピックで銀メダル2つ、世界選手権で4度目の優勝を果たすことができた。本当に自分にとって最高のシーズンになった。サポートありがとうございました」と感謝した。

 これまでのシーズンは体調不良で練習できない日が年間40日ほどあったという。フィギュアスケートは体重管理との闘いでもあり、少しの増量でもジャンプに大きな影響を与える。「どうしても食べることが悪になってしまった。体重を減らすにはご飯の量を減らす。そうするとエネルギー不足になってしまって、体力が落ちてしまってけがもしてしまう。エネルギー不足なので、回復も遅かったり、自分はすぐ胃腸炎になってしまった」と明かした。

 そこで最後のシーズンは同社と話し合い、「練習をこく、途切れず」をテーマとした。

今まで失っていた40日を伸びしろに変えてきた。主に取り組んだことは3つ。1つ目は「大好きな白ご飯をしっかり食べる」。糖質を取ることで持久力をつけるようにしてきた。2つ目は「胃腸を温めて寝る」。五輪期間は同社製品の卵スープと海鮮チゲスープを合わせ、ご飯を加えた「たまチゲまんま」を食していたという。最後は「練習前後のアミノバイタル」。これまではサプリの摂取は行っていなかったが、この1年は様々な種類のサプリを取ることを心がけていた。

 これまでは試合後に大きく体調を崩すことが多かった坂本さん。18年平昌五輪、22年北京五輪後は胃腸炎で救急搬送されるほどだった。ラストイヤーは正月に体調を崩したものの、ほかの期間は万全な状態が続き、「毎日元気に頑張れたので、この食事に変えて救われた」と効果を実感。ミラノ五輪では大会期間中も帰国後も元気に過ごすことができたと話した。

 自身はミラノ五輪で個人、団体ともに銀メダル以上の目標を掲げてきた。同社も同じような熱量でサポートに取り組んでいたといい、「熱量が違うとどうしてもズレが起こってしまったり、本音で相談できない。同じ目標に向かって進んでいけたというのが本当に心強いサポートにつながった」と改めて感謝の言葉を述べていた。

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