【その他の写真:FBから、現地ラジオ局入居ビル 倒壊の様子】
サランガニ州で地滑り被害
同州災害軽減当局者レネ・プンザラン氏によれば、山間部グラン町で地滑りが発生し、家屋が押し潰され住民13人が死亡した。さらに州内で原因不明の死亡者が4人確認されている。今回の犠牲者のうち17人は地滑りによるものとされる。
ジェネラルサントス市の惨状
港湾都市ジェネラルサントス市では少なくとも7人が死亡、約130人が負傷した。市内ではラジオ局が入居する商業ビルが崩壊し、1階部分のファストフード店「ジョリビー」が甚大な被害を受けた。倒壊建物に取り残された人々の救助活動は続いており、少なくとも7人が依然行方不明となっている。
周辺地域の被害
南コタバト州、ダバオ・デ・オロ州、バルト島などでも建物倒壊や落下物により計5人が死亡した。今年フィリピンを襲った地震の中で最も強力な規模となり、広域にわたり甚大な被害が報告されている。
建築基準への疑念
フィリピン国家建築基準(NBC)および国家構造基準(NSCP)は、マグニチュード7~8程度の地震に耐えうる設計を義務付けている。しかし専門家は「NSCPは最低限の基準に過ぎず、古い建物や基準未適合の施工物件が多い」と指摘。1990年代以前の建築物は最新耐震基準を満たしていない可能性が高く、耐震診断や補強工事の必要性が強調されている。
地震の特徴と余震
フィリピン火山地震研究所(PHIVOLCS)によれば、震源はコタバト海溝の活動によるもので深さ約55.2キロ。発生後、138回を超える余震が観測されている。サランガニ州では震度VIII(日本の震度5強~6弱相当)を記録し、津波も観測された。
政府対応と邦人状況
フィリピン政府は捜索救助活動と避難住民への支援を強化。在フィリピン日本大使館によると、現時点で邦人の被害は確認されていない。政府は今後、建築規制の遵守状況を監視し、既存建物の耐震性向上に向けた取り組みを急ぐ方針だ。
【編集:Eula】








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