2021年8月6日から、フィリピンでも新型コロナインド型(デルタ株)の感染が増えているため、マニラ首都圏などで、一番厳しい都市封鎖(ロックダウン)を開始する。

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 ワクチン接種を進めているものの効果の高いmRNAワクチンの接種比率は低く、温度管理や輸送がしやすい中国製ワクチンの使用率が高い。
ワクチン未接種の市民も多い。

 インド型(デルタ株)の変異ウィルスには、中国製ワクチンはほとんど効かないため、インドネシアのような感染爆発を防ぐのが目的。経済の悪化を覚悟で、国民の命を守るため、厳しい移動制限を行う。

 フィリピン保健省(DOH)の5日の発表では、新たに感染が確認されたのは8,127人。死者は196人。新規感染者・死亡者は、ピーク時から減少傾向を示していたが、このところ増加しており新たなピークを懸念している。


 累計死亡者は28,427人。治療・療養中は66,895人。回復者4,343人。回復者の累計は1,532,494人と報告された。
【編集:Eula Casinillo】