※文中の「竜槍スマウグ」の部分は正しくは「竜槍ゲイボルグ」でしたので訂正いたしました。コメントにてご指摘いただき、ありがとうございました。


4月より新イベントが始まり、ますます盛り上がりを見せる『ロマンシング サガ リ・ユニバース』。今回はついにウンディーネとボルカノのSSスタイルが実装され、サービス開始当初から彼らを大事に温めてきたプレイヤーにとっても嬉しいイベントとなったのではないでしょうか。

本作はキャラ毎に複数の「スタイル」が用意されており、いわばその「スタイル」を場面に応じて「着せ替える」ようにプレイできることが特徴となっています。そのため、下位ランクであるAスタイルやSスタイルでも、今のうちにコツコツ育てておけばSSスタイルが実装されたときにイチから育てなくても、即戦力として活用することができます。

しかし、プレイヤーにとって時間とお金は有限で、且つどのキャラにSSが実装されるかは全くわかりません。そこで本記事では、今後強力なSSスタイルの実装が期待できそうな、シリーズ原作の人気キャラ、強キャラを紹介していきたいと思います。

【SS実装間違いなし!?  美しき森の番人 クローディア】
最初に紹介するのは『ロマンシング サ・ガ』の8名の主人公の一人、クローディアです。

神秘的な容姿に謎めいた出自、感情の起伏少なめのクールな性格など、要素盛りだくさんでおそらく原作プレイヤー人気も特に高いキャラでしょう。見た目などからも弓を使うイメージが強く、終盤の最強クラスの武器「エリスの弓」はクローディアにこそふさわしいと考えるプレイヤーも多いことでしょう。

ここまでの『リ・ユニバース』の流れから行くとおそらくクローディアのSSスタイルは『ロマンシング サガ - ミンストレルソング』のデザインで実装されると予想されます。こちらのクローディアも人気が高く、スーファミ版のキャラデザのもつ神秘性や美しさを損なうことなく、新しい「迷いの森の番人」像が描かれています。

また、『ミンサガ』版クローディアは、『ドラゴンボール』のビーデルや『ラブプラス』の姉ヶ崎寧々を演じたことで有名な皆口裕子さんが声を当てており、クールで儚いクローディアの魅力を存分に発揮しています。
皆口さんボイスによるクローディアのトドメのセリフ「もうお逝きなさい」は一聴の価値ありです。

『リ・ユニバース』ではAスタイルとSスタイルが実装済みです。Aスタイルは常設ガチャでポンポン落ちる印象ですが、十分戦力として活用できます。Sスタイルに至っては激戦区である突攻撃のキャラの中でも上位に入る性能のようです。イラストもどちらも美しく、見ているだけでも楽しめるキャラになっています。

全体突攻撃のアローレインはかなりの性能です。今のうちから育てておくと吉・・・かも
原作人気から考えて強力なSSスタイルが実装されること間違いなし(と予想され)、現在実装済みのスタイルの性能も申し分ないキャラです。Aスタイルしか持っていない方も育てておいて損は無いでしょう。

【最弱から最強へのランクアップがアツい!ハーマン/ブラック】

続いては『ロマンシング サ・ガ3』よりハーマンです。このキャラは、『ロマサガ3』本編では、最弱級のキャラとして登場します。ステータスは軒並み低く、LP(ライフポイント)は4しか無いという有様。イベント上仲間にする必要がありますが、貧弱なので常に控えに待機しているであろう不憫なキャラです。


しかし彼はあるイベントをクリアすることで、『ロマサガ3』最強クラスのキャラ、海賊ブラックへ変化します。設定上は本来の姿(若さ)を取り戻したということになっており、その設定に準拠しているため、『リ・ユニバース』ではハーマンとブラックは同一キャラの別スタイルという扱いです。

「弱キャラを頑張って育てれば強キャラへ進化する」というRPGの定石に従ったキャラだといえるでしょう。いうなれば、「遊び人が賢者になる」、「コイキングがギャラドスになる」、「ハーマンがブラックになる」、ということです。プレイしている身としては燃えるもので、完全にお荷物だったハーマンが、ブラック変身後はパーティを牽引して戦う姿は感慨深いものがあります。

基本的に守りに入ったプレイングをしてしまう筆者は、『ロマサガ3』初プレイ当時はハーマンを仲間に入れて冒険しようなどとは露ほども思いませんでした。攻略など見ずに、自力でブラックにたどり着いた方の当時の驚きと喜びは相当なものだったはことでしょう。羨ましい限りです。

最強クラスと思っていましたが、意外とステータスは普通でした。しかし腕力と器用さが高めで他のステータスも低くないブラックは、極端な性能のキャラが多い『ロマサガ3』において扱いやすく重宝することと思います。

見た目もかっこよく、性能もよく、ドラマ性もある人気キャラですので、おそらく強いSSスタイルが実装されるとは思いますが、現在の『リ・ユニバース』の環境では斧に飛び抜けての魅力が無いという状況です。

しかし、ハーマンがブラックになってパーティの上下関係をひっくり返してきたように、SSスタイルのブラックが、現環境を大きく変えてくれることを期待せずにはいられません。


ついでですが、ハーマンのLP4というステータスは、原作では致命的ですが『リ・ユニバース』では他のAスタイルキャラと変わりありません。恐れることなくハーマンを前線に出すことができます。「俺はブラックじゃなくてハーマンが好きなんだ!」という方にとっても安心ですね。

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【SS実装の可能性は低め?でも、原作ではとっても頼りになる インペリアルガード】

ここまでのキャラから比べると若干脇にそれたようなチョイスですが、『ロマンシング サ・ガ2』のインペリアルガードを紹介します。『リ・ユニバース』ではAランクにインペリアルガード(女)のミネルバが、Sランクにインペリアルガード(男)のワレンシュタインが実装されています。

インペリアルガードは作品の中盤から後半にかけて、帝国の資金を使って創設される強力な部隊です。基本的に『ロマサガ2』では世界の各地域を制圧していきながらそれぞれの地の兵を仲間に取り入れていくため、後半になると非常に多国籍なパーティが形成されます。

そんな中でこのインペリアルガードは数少ない「帝国生え抜き」の強力な兵として登場するため、バレンヌ帝国への愛国心あふれるプレイヤーにとっては非常に愛着のわくキャラでもあるでしょう。

能力値も軒並み高く、誰を入れるか迷ったらとりあえず彼らを入れておけば間違いないと言えます。また、玉座を出て最も近いところにいるので仲間にしやすく、パーティの並び順2番目はいつもインペリアルガードだ、という方も多いのでは?

ガッチリとした硬い鎧に身を包み、色のついたマントを羽織ったビジュアルも男女ともにカッコいいです。さらに女性は『ロマサガ2』で数少ないショートヘア(ボブカットでしょうか)。ショートカット好きなプレイヤーにとっても外せないキャラです。


基本的に槍を得意と自称しているので、最強武器「竜槍ゲイボルグ」による「下り飛竜」は、最終皇帝ではなく、インペリアルガードにやってもらってました。ロマンあふれる『サガ』シリーズではつい、能力よりイメージを大事にしてしまうという方もいますよね?

階段下で待ち構えるインペリアルガードの二人。彼らがいれば皇帝の留守中も首都の守りは万全です。
(※画像はiOS版『ロマンシング サガ2』のものです。)
『ロマサガ2』本編ではおそらく多くの人が仲間に加え、ラストダンジョンまでお世話になったキャラだと思います。しかし、いかんせん本編では彼ら固有のイベントらしいイベントがありません。創設資金を投入して、戦闘をこなしているうちに、いつの間にか城の一階の階段前の兵士がインペリアルガードに変わっている、という味気ない登場です。

固有イベントが無いことや、キャラ自体の露出が少ないこともソーシャルゲームとしては若干扱いにくいところなのか、強力なSSスタイルが実装される未来が見えない気がします。それでも原作では本当にお世話になったキャラなので、SS実装を夢見て、空いた時間で男女それぞれコツコツ育てています。

ちなみに筆者は以前、あろうことか最終皇帝のLPを0にしてしまう状況に陥りました。しかし、そのすぐ下に配していたインペリアルガード女(名前は確かフューリーでした)が命を捧げて皇帝を生き返らせてくれたのです。本当の意味で身を挺して私を救ってくれたので、思い入れは人一倍です。


次は誰を育てる!? リ・ユニバースの楽しみはまだまだこれから!
これら以外にもAスタイルSスタイル実装済みで、SSスタイル未実装のキャラはたくさんいます。

注目すべきは、丘のカッパのキャプテンホーク、織田信長の従者である森蘭丸がモデル(?)のヨハン、「お父様はもういないのよ!」のミューズ様、リヴァイヴァをかけ続けて戦わせたイーストガードのソウジ、そして鉄パイプのゲンさんなど。これらはおそらく強いSSスタイルが来ると睨んでいます。今から育成しておいてよいキャラだと思います。

まだまだ他にも語り尽くせない思い入れいっぱいのキャラが大勢います。文量の都合上、詳細は3名しか紹介できませんでしたが、いかがでしたでしょうか。

Aスタイルの中にも育成したいキャラが多すぎます!!時間がいくらあっても足りません・・・。
サガシリーズは長い歴史を持っています。それぞれのプレイヤーがそれぞれに思い入れを持っているでしょうし、まだ実装されていないキャラも多数控えています。

まだまだ広がりの余地を見せる『ロマンシング サガ リ・ユニバース』。性能の良し悪しで選択することももちろん重要ですが、自分の思い入れを大事にプレイしてみることも本作の良い楽しみ方の一つです。また、原作未プレイの方は、いろいろなプレイヤーの思い出話を聞いていただくと、一層キャラへの愛着が増すことと思います。


皆様それぞれのスタイルで、今後も楽しんでいきましょう。
筆者は今回のイベントでなんとしてもタチアナちゃんを引き当てるべく、しばらく厳しい節制生活に挑む所存です。
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