◆9月某日

私は疲れていた。日々の仕事に、突然の引っ越しに、そして停滞した日々に。


癒されたい、広大な自然に、そして何よりも大好きな馬に囲まれたい……。

しかし、今は9月。月の半ばにはゲーマーなら誰もが知る「ショウ」が開催され当サイトも多量の新情報を記事にすべく右往左往するのは必至。こんな中で「旅行するんで休みます」なんて言ったらどうなるかは想像に難くない。

理由。理由が必要だ。そう考えている筆者に電流走る。

ノーザンホースパークなら取材ってことでどうにかなるんちゃうんけぇ!?

ってことで、適当な理由をでっちあげて相談です。

筆者「ウマ娘をきっかけに、牧場へ行きたいと考えるファンは多いはず。だけど、牧場に迷惑かけたくないがために二の足を踏んでいる人が安心していけるようになる。そんな記事を書きたいと思うんですがどうですかね?」

編集「やりましょう。」

筆者「すみません、ということで取材のほう行ってもいいでしょうか?」

ノーザンホースパークさん「大丈夫ですよ。よろしければ、ご案内いたしましょうか?」

◆北へ……
ということで来ました。
北海道です。他のライターたちが、かの地で奔走している真っ最中にマジで来てしまいました。

目当てのノーザンホースパークには、新千歳空港から車で15分ほど。シャトルバスも出ていますが、今回はレンタカーを借りて行くことに。

びっくりするぐらい道が本当にまーーーっすぐ。北海道各地をこのあと旅行もしたのですが「直進79キロ」という表示に北の大地を感じました。

走っているとすぐに「シカ注意!」の標識を見かけますが、関東住まいの筆者は実感が湧かず「またまた~ゆうてもそこまでいないってアレでしょう?」とか思っていたのですが、ノーザンホースパークに着くまでに1頭マジでいましたし、なんなら翌朝の朝食をホテルで食べてる時に窓の外に2頭いました。すごいぜ北海道。

◆ノーザンホースパークに到着!
と、いうことで車を運転すること15分。あっという間にノーザンホースパークに到着です。

ここまで勢いで突っ走ってきましたが、ノーザンホースパークがわからない人のために説明!

■ノーザンホースパークとは?
名だたる名馬と会えるだけでなく、1年を通じて気軽に馬とふれあえるさまざまなアクティビティやイベントが用意されている馬好きにはたまらない自然公園です。

ポニーたちが日替わりで演技を披露するポニーショーを観覧したり、実際に馬に乗ってみたりと様々な角度から馬を知り、そして学べる場所になっています。


また、ランドカーやバルーンアーチェリーなどのアクティビティに北海道ならではの食材がたのしめるレストランで大自然も満喫できる、まさに「北海道旅行1日目」におすすめのスポットです。

◆あまりにキュートすぎるポニーの小次郎くん
受付を済ませてしばらくすると、ちょうどポニーショーの公開トレーニングをするというので見せていただくことに。ちなみに、公開トレーニングは普段から誰でも見ることができます。

今日出演するのは「小次郎スマイル」でゲストを虜にするサラサラ金髪ヘアーのイケメンポニーです。

ボールをゴールに入れたり、小さな台でバランスをとったりと次々と技を披露していく小次郎くん。

時たま上手くできなかったりしますが、懸命に再トライする姿に癒されまくります。

ポニーらしい演目が続きのほほんと楽しんでいると、何やら結構な障害物が。

小次郎くんこれ飛べるの……!?

飛べてる~しかも超カッコイイ~。癒されるのに最後はカッコ良くキマってる小次郎くんに大満足なポニーショーの公開トレーニングでした。

◆遂にきゅう舎へ!
お次はいよいよメインのきゅう舎へ。ちなみに、熱心な競馬ファンの方なら見覚えありそうなこの建物は、セレクトセールに使われている建物です。

お馬さんたちは、近づいてくる人間に興味しんしんなのか話し声が聞こえると次々とこうして顔を出してくれます。
可愛すぎ。

きゅう舎は馬たちのお家。こちらは家にあがらせていただく立場なので失礼のないようにしなくてはなりません。ノーザンホースパークの公式サイトにある注意事項は下記の通り。

危険ですので馬の後ろには近づかないでください。また、パーク内では馬が優先となります。(パーク内徐行)
動物にはパークで販売しているエサ以外は与えないでください。
馬は感受性の強い動物です。噛む場合がありますのでご注意ください。馬にふれたいときは係員にお尋ねください。
馬の周辺でのセルフ撮影棒の使用はできません。ご使用の際は、まわりにいる方のご迷惑にならないように十分注意してください。

馬の近くで急に大きく動く、飛び上がる、大声や大きな音を出すなどの行為はたいへん危険ですので行わないようお願いいたします。
指定場所以外での喫煙(加熱式たばこ含む)はご遠慮ください。
携帯灰皿をお持ちのゲストも喫煙スペースをご利用ください。
個人でお楽しみいただく範囲での撮影は可能です。
撮影された写真や動画を商用目的で使用することはできません。

他の細かなルール等は公式サイトをご確認ください。とにかく馬の事を最優先に考えて、静かに見学しましょう。

厩舎内の展示では蹄鉄のことや、飼料のことが学べたりします。

道中いろんな馬とご挨拶したりしながら歩いていると……。

ブラストワンピースがこんなに近くに!

15時半ごろにお邪魔したのですが、ちょうどごはんの時間だったようで、しばらく眺めていましたがブラストワンピースは顔を1度もあげることなくずーーーーーーーーーっとごはんを食べていました。なかなかの健啖家なようです。

こちらはブラストワンピースの飼料。
袋に名前が書いてあるとおり、こちらはブラストワンピース専用配合。馬ごとに好みがあるようで別々のブレンドがされています。

そしてブラストワンピースのお隣にお住まいのシュヴァルグラン!

人懐っこい性格なのか、近くに来てお顔を見せてくれることが多かったです。馬主の佐々木主浩さんが大きすぎるせいで隣に立っていると小さく見えるシュヴァルグランですが、実物はやっぱり大きいです。

一番ファンサしてくれたのがユーキャンスマイルです。名前の通り人を笑顔にするのが好きな馬なのでしょうか。近づくとこちらに顔をみせてくれるキュートなお馬さんです。

他にもゴールデンシックスティやキンシャサノキセキにハヤヤッコなど名だたる名馬とお会いしてきました。

次の厩舎に向かう途中、蹄鉄を作っている装蹄師の姿が!

金槌を思い切り振りかぶって蹄鉄を整える姿があまりに格好良かったので、お声がけして写真を撮らせていただきました。

こういった風景も身近に感じられるのがノーザンホースパークの素敵なところですね。

■ついに現代競馬の偉大なる母とご対面。
今回、いちばんお会いしたかったウインドインハーヘアです。
ご存じディープインパクトとブラックタイドのお母さん。

つまり、キタサンブラックやサトノダイヤモンドにジェンティルドンナ、コントレイルの祖母にあたります。他にもキズナやグランアレグリアなど挙げだしたらきりがないですね……。

御年35歳ということで、一目見るだけでもと思っていたらこちらを向いてくれました。しかも後光がさしている……。

ちなみに35歳は人間で言うと余裕で100歳超え。サラブレッドの国内長寿記録を持っていたシンザンを超えて記録更新中です。いつまでも元気でいてほしいですね。

■映えすぎるひき馬体験
ウインドインハーヘアとお別れしたあとは、ひき馬体験をすることに。

筆者も乗りたかったのですが画像の通りの巨体がお馬さんに負担をかけてしまいそうだったので、同行していた妻を乗せていただくことに。

見ての通り結構大きなサイズの馬に乗れるため視点が高く乗馬ならではの空気が楽しめます。

そしてなんといっても……。

良い写真が撮れ過ぎます。何気なくiPhoneで撮影しただけでこの仕上がり。あまりにフォトジェニックです。

◆最後はランドカーで園内をまわります!
最後はノーザンホースパークの広い園内をランドカーで回らせていただくことに。

と、その前に気になっていたバルーンアーチェリー体験なんかもさせてもらいました。

見ての通り、かなり本格的なアーチェリーを使って的当てができます。今回は1人10本でチャレンジしたのですが、私は1回、妻は2回ほど当てていました。

矢は先が丸いので当ててもバルーンは中々割れないそうですが、上手くいけば割れるとのことなのでぜひチャレンジしてみてください。

バルーンアーチェリーのあとはランドカーに乗ってレストランとスーベニアショップのある「Ks ガーデン 」へ。

入ってすぐ目に入るのが、新鮮野菜コーナー。筆者は料理も趣味でやっているのですが、旅行初日にも関わらず買いたくなってしまうほど素晴らしい野菜が並んでいました。

中でも凄かったのがこちらの人参。関東ではめったに見ない、栄養たっぷりなのが見てわかる赤にも近いオレンジ色で大きなものが5本ほど入っていて150円という恐ろしい値段で売られていました。ここの家の子になりたい。

今回は、時間がなくてレストランで食事ができなかったのですがこんなに良い食材を使っているなら美味しいに決まっているので次は絶対に食べようと心に決めました。

野菜の購入はさすがに諦めましたが、こちらのかわいいノーザンホースパーク鍋敷きと、アーモンドアイのピンバッジを購入させていただきました。

再びランドカーに乗って次は「ディープインパクトゲート」へ。

ディープインパクトの思い出を後世まで語り継ぐために造られたモニュメントとは聞いていましたが、目にしたのは想像を絶する壮大な風景でした。

大自然に聳え立つ白い門「天聖」 。そしてどこかディープインパクトを思わせる円形の彫刻が置かれています。

門の向こうには、一面に広がる放牧地が見える絶景です。

「この丸い楕円の台座のどこかに座って、馬を見たり夕日をみたりしていると、必ずこの門の向こうからディープが現れる」という作者のスピーチにならって腰をかけさせていただきました。

次はディープインパクトゲートからさらに奥に進んで放牧地が見渡せる「馬見の丘」へ。

いつでも馬が見られるわけではなく、タイミングがよくないと難しいとのことでしたが……。

今回はちょうど放牧中だったようでたくさんの馬が見られました。

それにしても広大な大地、そして夕焼けと飛行機が映る素晴らしい風景です。

閉園時間の17時も近づいてきたので放牧地にお別れを告げることに。

説明なんていらない、ただただもう一度行きたい。そんな場所でした。

次は絶対にレストラン行くぞ!
編集部おすすめ