繰り返される緊急事態宣言、コロナ禍終息の兆しが見えないなか開催に突き進む東京オリンピックなど、未だ混迷を極める2021年上半期。並行して芸能界でも数々の“事件”が――。
人気若手俳優から、ひき逃げ事件でキャリアに大きく傷をつけることになった伊藤健太郎。4月末にテレビや雑誌のインタビューに応じ、“禊”を終えたかに見えた伊藤だが、謹慎生活中にまさかの行動を。勧められた寺での更生修行をなんと断っていたというのだ――(以下、2021年5月25日号掲載記事)※年齢は掲載当時のママ
「テレビのインタビューを見ましたが、事件について言い訳も多く、人ごとのような話しぶりだと思いました。正直、心底反省しているという印象はなくがっかりです」
こう肩を落とすのは伊藤健太郎(23)と一緒に仕事をする予定だったあるドラマの制作関係者だ。
昨年10月に道路交通法違反(ひき逃げ)などの疑いで逮捕され、3月に不起訴処分となった伊藤。事故から半年の間、沈黙を貫いていた伊藤だが、“復帰”に向け動き始めた。
伊藤は『週刊新潮』5月6日・13日号、5月1日放送の『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)で続けてインタビューに応じ、現在の心境を告白。事故当時、車を止めなかったことについて「なんでできなかったのか」と悔恨の念を吐露。今は、仕事関係者への謝罪行脚の日々を送っているといい、“一生かけて償っていく”と語っていた。
殊勝な様子を見せる伊藤だが、前出の制作関係者はいぶかしがる。
「インタビューについて、こちらへの事前報告はありませんでした。
事故現場で謝るそぶりを見せなかったなど、素行の悪さも報じられた伊藤。謹慎期間中、そんな彼を更生させるべく、ある計画が進んでいたという。
■寺修行提案に「そこまでする必要ないでしょ」
「一気にブレークしただけに、事故当時の伊藤さんは天狗になっていました。そんな性根をたたき直すために、髪の毛もそって、人里離れた寺院で長期間、修行させるという計画が進んでいたそうです」(テレビ局関係者)
インタビューでは謹慎生活中に自分を見つめ直す日々を送っていたと語った伊藤だが、生まれ変わる心づもりはなかったようだ。
「伊藤さんにも計画は伝えていたそうですが、本人が『そこまでする必要ないでしょ』と拒否したといいます」(前出・テレビ局関係者)
呆れた言い分で更生計画を拒絶した伊藤。さらに、苦楽をともにした“親友”にもふたたび尻拭いをさせていたという。
「伊藤さんは6月からスタートする月9ドラマ『ナイト・ドクター』(フジテレビ系)に出演する予定でしたが、事故でご破算に。その流れで、北村匠海さん(23)が出演することになったそうです。
北村さんと伊藤さんは10代のころからの親友。事故の数日後に公開された映画『とんかつDJアゲ太郎』でも2人は共演しており、舞台挨拶で北村さんは伊藤さんを気遣うそぶりを見せていました。またしても北村さんに迷惑をかけたことに、伊藤さんが申し訳ないと思っていることを願うばかりです……」(前出・制作関係者)
前出の『ニュースキャスター』で手錠をかけられた際の心境を「夢なら覚めてくれって、ずっと思ってましたね」と語った伊藤。
復帰に向けて、まず現実と向き合う必要がありそうだ――。