7月10日に投開票が予定されている参議院議員選挙。まだ公式には日程発表されていないが、6月4日に自民党の茂木敏充幹事長(66)が甲府市内で開かれた会合で言及したため有力視されている。

そんななか、TBSでは参院選特番『選挙の日 2022 私たちの明日』の放送を発表。総合司会は井上貴博アナ(37)と小川彩佳アナ(37)が務め、キャスターにはホラン千秋(33)、石井亮次アナ(45)が。加えてスペシャルキャスターとして、爆笑問題太田光(57)が発表されたのだった。

太田の起用がネットニュースで報じられると、たちまち賛否を呼ぶ事態となった。

《そっかー、変わらないなら見ないかな。正直、選挙って国にとって重要な事で、太田さんの発言にヒヤヒヤしながら見てたくはない》
《開いた口が塞がりませんでした。局ぐるみの炎上商法。確信犯》
《太田さん色々言われて社長にも怒られて柄にもなく反省してましたが変わらない攻めの姿勢を期待したいですね》
《太田さん、今回も期待していますよ!!》

同局の選挙特番といえば、昨年10月31日放送の『選挙の日2021 太田光と問う!私たちのミライ』で太田が炎上したのも記憶に新しい。

「苦戦する自民党の甘利明氏(72)と中継が繋がった際、太田さんは『これもう戦犯ですよね?もし負けたら』などと追求しました。さらに追い討ちをかけるように、笑いながら『ご愁傷様でした』と言い放ったのです。他にも当選した二階俊博氏(83)に『いつまで政治家続けるつもりですか?』と投げかけ、本人から『失礼だよ!』と嗜められた一幕も。選挙速報の経過を真剣に見ていた視聴者も多くおり、太田さんの茶化すような言動に批判が殺到しました」(テレビ局関係者)

大きな批判を受けた直後、太田は『爆笑問題カーボーイ』(TBSラジオ)で「もう罵詈雑言。

『言葉遣いが悪い』とか、おっしゃるとおり。何も反論できない」と反省。さらに太田の妻で事務所社長の太田光代氏(57)から、「あんたは態度が悪い。口の利き方、気をつけなさいよ」ときつく説教されたことも明かしていた。

■甘利氏への「ご愁傷様」発言の真意

そんな光代社長は昨年11月、本誌の取材に「本人にはめちゃくちゃ怒りましたよ」と語っていた。一方で太田の発言をめぐっては、とりわけ甘利氏に対する「ご愁傷様でした」との発言が問題視された。太田がこの言葉を発した真意について、光代社長はこう説明していた。

「あの発言には太田なりの想いがあるんですよ。『太田総理』で甘利さんとも何度もお会いしているわけで、二階さんもそうですけど太田の考え方やキャラクター、発言をちゃんと理解してお話しされているんです。

あの時の甘利さんは、まさかという選挙結果の中で太田と話されているわけで。太田からすれば『ご愁傷様でした』という言葉に単純な意味合いではなく、激励的な意味合いもあったと思いますし、甘利さんもわかって話されていたと思います」

光代社長が言う「太田総理」とは、’06年~’10年まで放送された討論バラエティ番組『太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中。』(日本テレビ系)。

そこで太田は二階氏や甘利氏とも共演を重ねてきた。つまり太田の発言は、彼らとの信頼関係があったからこそできたというわけだ。

そんな光代社長は「今後も選挙特番のような番組のオファーをいただけるのであれば、出演し続けることがむしろ太田の考えをちゃんと理解していただけると思うんです」と、太田の“再起用”に期待を寄せていた。

一連の騒動を経て、今年も選挙特番への出演が叶った太田。出演するにあたり、「参院選特番の『台風の目』にしたいです。前回色々ありましたが、私の“芯”は変わらないし、今回も何が起こるかわからない感じにしたい」とコメントしている。

すっかり“選挙の顔”となったが、果たして今回もを巻き起こすのか――。

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