1月3日に放送予定だったバラエティー番組『言葉にできない、そんな夜。』(Eテレ)のスペシャル番組の放送を見合わせると、2日にNHKが発表した。

同番組はお笑いコンビスピードワゴン小沢一敬(50)が司会を務めていた。

小沢をめぐっては、12月26日に「文春オンライン」が8年前にダウンタウン松本人志(60)が都内の高級ホテルで飲み会を開催し、そこで女性に性的な行為を迫ったと報じた。また小沢は飲み会に女性を集める“アテンド役”を務めたとして記事内で名前が挙げられていた。

松本が所属する吉本興業は「当該事実は一切ない」とし法的措置も検討するとの意向を明かした。いっぽうの小沢が所属するホリプロコムは「私どもからお話しすることはございません」としている。

一連の報道の鍵を握る重要人物の小沢だが、報道後に沈黙を貫いており、12月31日放送の『アッパレやってまーす!~土曜日です~』(MBSラジオ)に出演した際も、疑惑について共演者から聞かれても「何も言えない」と口を閉ざした。

1月3日に放送予定だった『言葉にできない、そんな夜。』は公式サイトによると《編成上の都合により、放送を見合わせることにいたします。今後の放送予定については、未定です》とされている。

しかし、これは一時的な措置ではないようだ。あるNHK関係者は言う。

「公式サイトで”編成上の都合”としていますが、松本さんの性加害報道の影響なのは明らか。

現時点で真偽のほどは明らかになっていないものの、局として今回の報道は重く受け止めているそうで、今後、局全体で小沢さんの新規起用を見送る方針だといいます」

NHKから“出禁状態”となった小沢だが、この判断は他局にも広がる可能性があるという。

「公共放送であるNHKと民放では立場が異なりますが、NHKがそうした判断をくだした今、小沢さんを積極的に起用したいと考える局もいないでしょう。今後追随してあらゆる局から”出禁状態”になる可能性も多いにありえると思います」(前出・NHK関係者)

芸能界追放の危機に瀕する小沢。果たして、この窮地にどう立ち向かうのかーー。