1月28日、市川猿翁さん(享年83)とその弟である市川段四郎さん(享年76)を送る会が都内のホテルで開かれた。献花に訪れたのは、歌舞伎俳優や関係者などを合わせて約700人。

しめやかなムードの中、それぞれが故人を偲んだ。

会の後、猿翁さんの長男である市川中車こと香川照之(58)と息子の市川團子(20)が取材に応じることに。幼い頃に両親が離婚した経緯から、猿翁さんとは「縁薄く育った」と回想。また25歳の時に会いに行った際、猿翁さんから「あなたは私の息子じゃない。あなたと別れた時から私の人生が始まった。あなたは息子でも何でもない。

帰りなさい」と言われたが、「私には“あなたのことを愛している”としか聞こえなかった」とも明かした。

そんな香川の様子はテレビのニュースなどでも報じられたが、その近影に注目が集まっている。SNS上では、《少しお疲れかな》《香川照之さん、やつれた感じ》《2年でだいぶ変わりましたね》とその印象の変化に驚く声が上がっているのだ。

’22年8月にクラブホステスに対する過去の性加害が報じられた香川。金曜MCを務めていた情報番組『THE TIME,』(TBS系)では、降板直前に生放送で謝罪していた。確かに当時の映像と比べると髪の量が落ち着き、全体的に白髪も増えている。

照明や化粧、加齢による影響を指摘する声もあるが、確かに目の下のたるみが目立つほか、ほうれい線やおでこ、首の皺も濃くなったような印象だ。

この1年半ほどで香川を取り巻く状況は大きく変わったこともあり、Xではまた《ストレスですかね…》《心労って恐ろしいなあ》という声もあがっていた。

「’22年8月の性加害報道によって俳優業は活動休止状態に。昨年5月には性加害やパワハラが報じられた、同じく澤瀉屋の市川猿之助さん(48)が段四郎さんと共に一家心中を図るという事件も起こりました。澤瀉屋を背負う立場になった香川さんは昨年8月、『歌舞伎に専念する』という声明を発表。しかし、その翌月に猿翁さんが亡くなりました。

もちろん送る会ということもあり、普段よりも落ち着いた見た目にしているというのもあるでしょう。しかし目まぐるしく状況が変化する中で、ストレスや心労が重なったというのもこれまでと変わって見える一因かもしれません」(歌舞伎関係者)

渋みの増した演技にも期待したい。