中居正広(52)の女性トラブルをめぐる問題への対応から、コンプライアンスやガバナンスへの不信感が生じ、多くの企業からCMを差し止められているフジテレビ。
2月5日、日本郵政が定例記者会見を開き、増田寬也社長(73)がフジテレビでCM放映を見合わせていることにたいして、「第三者委員会が作成し、まとめた報告書と、それに対応したフジテレビの対応策。
また同日に開催されたKDDIの決算会見でも、髙橋誠社長(63)が日本郵政と同様の考えを示していた。
一方、給湯器の設置を中心とした住宅設備に関係するソリューションを提供しているキンライサーが2月7日にXを更新し、フジテレビでのCM放送を再開したことを公表。
キンライサーは《第三者委員会の調査が進む中で、新たな事実が明らかになる可能性もあると認識しています》と綴ったうえで、再開の理由を《私たちはフジテレビ様の中で誠実にこの問題に向き合い、より良い未来を築こうと努力されている方々がいることを知りました。どのような困難の中にあっても、変わろうとする意思がある限り、そこには前に進む力が生まれます。今回のCM再開が、未来を信じて努力を続ける方々への励ましの一つとなることを願っております》と説明していた。
会社ごとの判断が分かれてはいるものの、今後の見通しがつかないフジテレビ。現場は大混乱のようだ。
「一部スポーツ紙が、4月9日に放送を予定していた『大型音楽特番『FNS歌謡祭 春』の放送が中止になったと報じました。また2月5日には今年の『FNS27時間テレビ』の放送が“絶望的な状況”という報道もでています。
どちらの番組も多額の製作費がかかるため、CMが差し止められたことによる大幅な減収で、製作費を捻出する見通しが立たないといいます」(芸能関係者)
大型番組だけでなく、大型イベントにも影響が及んでいた。
「『お台場冒険王2025』の開催が未定になったと聞いています。もともと今年の7月から8月にかけて行われる予定でした。
’23年に港浩一元社長(72)のもとでフジテレビ開局65周年イベントとして復活した『お台場冒険王』は、大型スタジアムを開設するなど、6年ぶりの規模で行われた夏の大型リアルイベントです。230万人以上が来場する大成功を収めると、‘24年にも開催されていました。
しかし今回の問題により、スポンサー離れによる資金面などの懸念から先行きは不透明だといいます」
いまだ収束が見えないフジテレビ問題。いったいどう終着するだろうか。