「長い間頑張っていただきましたので、これに対する感謝の気持ちはそのままストレートにお伝えしたい」
2月17日、日本テレビの定例会見でこう語ったのは同局の福田博之社長(63)。1月23日に芸能界を引退した元SMAP・中居正広(52)に対して、率直な気持ちを明かした。
「定例会見では中居さんに女性トラブルが報じられた直後、1月6日に日テレと中居さんの間で話し合いの場が持たれたことが明かされました。しかし中居さんは『すでに守秘義務があるので事案の細かいことは話せない』といった説明にとどまり、局側は具体的な内容を把握できなかったそうです。とはいえトラブルの存在は把握したということで、中居さんがMCを務めていた『ザ!世界仰天ニュース』の1月7放送回は出演シーンを全カット。同月15日には、降板を発表する対応を取ったとのことです」(テレビ局関係者)
女性トラブルをめぐってはフジテレビ社員の関与も『週刊文春』で報じられ、同局の港浩一前社長(72)は1月17日に前倒しで定例社長会見を実施。中居が引退を表明したのは、それからわずか6日後のことだった。引退に際して発表した声明では、《全責任は私個人にあります。これだけたくさんの方々にご迷惑をおかけし、損失を被らせてしまったことに申し訳ない思いでなりません》と反省の弁を綴っていたが……。
中居の近況について、ある芸能関係者は言う。
「引退を表明してから間もなく1カ月が経ちますが、中居さんはトラブルが報じられて以降、自宅にこもりきりだと聞いています。ただ一部では、かつての恋人でダンサーのMさんが、昼夜を問わず付きっきりで世話をしているとも報じられています。引退発表前にはごく一部の仕事関係者には連絡をしていたようですが、現在はほとんど世間との関わりを絶っているそうです」
中居とプライベートで親交のある芸能人仲間も、騒動後はほとんど連絡をとっていないようだ。
劇団ひとり(48)は1月中旬に『Smart FLASH』の直撃に、「(個別の)連絡はまったく来ていないですね。
笑福亭鶴瓶(73)も同じ時期に受けた『NEWSポストセブン』の直撃に、中居からは騒動前に事情を明かされないまま謝罪され、騒動後は連絡を取っていないことを明かしていた。
「“自分が全て悪い”と表明した中居さんは、親しい人たちにも相談することなく、1人で引退を決断した可能性も考えられます。女性トラブルの詳細は不明ですが、中居さんといえば仕事へのプロ意識が高く義理堅い人。体調不良で休養した際に病名を明かさなかったのも、“番組スタッフや共演者らに迷惑をかけたくない”といった思いがあったそうです。
中居さんは撮影現場に高級弁当を差し入れるなど、スタッフへの気遣いも欠かさないエピソードは有名です。ひとりさんが新型コロナに罹患した際も、中居さん自ら果物や食事を彼の自宅玄関前まで届けたといいます。華やかな芸能人生の裏ではいつも人に尽くしてきただけに、彼を心配している知人や友人も多いのではないでしょうか」(前出・芸能関係者)
いっぽう中居といえば、家族のなかでは3人兄弟の末っ子。騒動後は家族が拠りどころになるかと思われたが、それも違ったようだ。2月17日配信の『週刊女性PRIME』では実兄が直撃に対して、「まったく話してないし、会ってもない」とコメント。中居とは連絡を取っていないといい、「連絡するのは落ち着いてから。そう家族で話し合って、今は触れないでおこうってなっているから」と明かしていた。
2月18日には、有料ファンクラブサイトが19日の23時59分をもって、全てのコンテンツが閲覧できなくなることも発表された中居。サイトでは「昨年末より、皆様からは様々なメッセージが届いておりました。しっかりご本人に、耳にも、目にも、心にも届いております。ご安心ください」と、ファンに向けたメッセージも伝えられたという。いよいよ外部との繋がりが途絶えてしまうが、このまま“徹底沈黙”を貫くのだろうか――。