「2月上旬から木村拓哉さん(52)は映画『TOKYOタクシー』の撮影に臨んでいます。

名女優・倍賞千恵子さん(83)が座長を務め、巨匠・山田洋次監督(93)がメガホンを握るハイレベルな現場に、刺激を受ける日々だといいます。

木村さんはよい作品を作るために細部までこだわる山田監督の熱意に感銘を受けたと、自身のラジオ番組で話していました」(映像制作関係者)

3月3日にも昨年12月公開の主演映画『グランメゾン・パリ』の興行収入が40億円を超えたことが発表され、充実の日々を送る木村。

そんな彼を支える存在が。芸能関係者が明かす。

「木村さんは東京都内にある人気ケータリング店・千鳥の女性店主を“お母さん”と呼び慕っています。業界内でおいしいと評判のお店で、あまりの人気に現在は付き合いのある顧客からのみケータリングを受けているといいます。人気歌手のmiletさんなども利用しているそうです。

“お母さん”は、木村さんが好みそうなメニューを必ず一品用意してくれているのだとか。

コロナ禍でも、個別包装ができるお弁当にしてもらうことで、関係者に“母の味”を楽しんでもらっていたと聞いています」

東京周辺で行われる重要な仕事のとき、木村は“お母さん”を頼る。

「昨年10月13~14日に横浜アリーナで開催された木村さんの単独ライブに、千鳥が入っていました。

このとき、ライブ見学に来ていたNEWSの増田貴久さん(38)が自身のInstagramに、“兄さんの現場でケイタリング食べる男”とつづったうえで、完食後の皿の画像をアップ。

一般的に見学に訪れたライブでケータリングは食べません。千鳥の味を後輩にも味わってほしいと、木村さんが増田さんに勧めたのでしょう。

昨年11月にも木村さんの映像作品の撮影のときに、千鳥に依頼したと聞いています」

’21年5月に木村は自身のInstagramに千鳥の弁当の画像をのせて、《昔からお世話になってる千鳥さん!!》とつづっていた。

その言葉どおり、木村と千鳥の店主との出会いは、SMAP時代までさかのぼる。

「関東近郊で行われるSMAPのコンサートでは必ず千鳥に依頼していたそうです。

SMAPメンバーはおいしい手料理を作ってくれて、いつも優しい店主のことを“僕らのお母さん”と称していました。

中居正広さん(52)は“お母さん”に自分専用のメニューとして、つけ麺をお願いしたこともあったといいます。草彅剛さん(50)はハンバーグがお気に入りだと以前、発言していました。

SMAPのライブDVDのメイキング映像にはたびたび“お母さん”が登場していました」(SMAPのファン)

■新しい地図の現場でも千鳥のケータリングが

解散から8年あまり、新しい地図の3人とSMAPの母との絆もいまだに途切れてはいない。

「新しい地図のメンバーがイベントを東京近辺で開催する際、千鳥にケータリングを依頼することがあるそうです」(前出・芸能関係者)

’22年12月に香取慎吾(48)のYouTubeでライブの裏側に密着した映像が公開された。

このライブで、ケータリングとして、カレーを振る舞っていたのが“お母さん”だった。香取はカレーを食べ「うまーい」と感想を述べたうえで、「僕らは“お母さん”のご飯を何十年と食べ続けています」と語っていた。

“SMAPの母”である千鳥店主だが、木村との結びつきは特別に強い。

「’19年2月、サントリーの商品『金麦』のCMに木村さんが出演した際、CM本編で“お酒のお供”として登場したきんぴらごぼうやアサリバターを作ったのが、“お母さん”だったそうです。

木村さんから『“母の味”を実際に食べることで、演技ではない自然な感じが出せるのではないか』と提案し、実現したと聞いています」(前出・芸能関係者)

CMが発表されると同時に、メイキング映像として木村が千鳥のケータリングを食べる映像が公開されていた。木村は“お母さん”の横で手料理を食べ、「うまいね!」と絶賛。

またCM本編でも使われたきんぴらごぼうに対して、木村が「きんぴらってたまたま?」と“お母さん”に尋ねると、「好きかと思って……」と返答が。これに木村も「好きだよ」と返していた。

千鳥の店主は本当の母親のように木村の味覚を理解している。

「木村さんは千鳥のケータリングでは、おかずや味噌汁に対して、よそってもらうご飯の量が毎回ぴったりだと話していました。

周囲は木村さんのことをスターとして扱いますが、“お母さん”は変に気を使うことはしません。

木村さんからするとそういった関係が心地よいのではないでしょうか」(前出・芸能関係者)

前出のCMのメイキングでは、千鳥の店主が木村に「あんまり無理しちゃダメなんだよ。カラダ大事なんだから」と気遣う一幕も。これに木村は、「はい」と答えたうえで、「無理はしてないですよ」と伝えていた。

過去には“お母さん”が、木村のピンチを救ったこともーー。

「全国4カ所を回るワンマンライブツアーの最終日であった’22年3月6日、木村さんは初めて声がかれてしまったそうです。

公演終了後、千鳥のケータリングのお味噌汁を2杯飲んだところ、喉の調子がよくなったといいます」(前出・芸能関係者)

『TOKYOタクシー』の撮影を終えた後も、主演映画『教場』の撮影が控えている木村。“SMAPの母”の手料理に癒され、仕事に邁進するーー。

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