4月6日に放送されたトーク番組『ボクらの時代』(フジテレビ系)に、女優の広瀬すず(26)が出演し、10代から仕事に打ち込んできた“代償”について明かした。
番組では、現在公開中の映画『片思い世界』でトリプル主演を務める広瀬と、杉咲花(27)、清原果耶(23)が共演。
清原が「苦手なこととかあるの?」と聞くと広瀬は、「ここ数年とっても感じてるのは、10代からお仕事したりして、正直言うと学校よりお仕事を優先してた学生生活だから、勉強、だから」と、“勉強が苦手”と断言。
「やっぱり言葉も知らないし」といい、学校生活も短いため「感情同士で接するよりも、仕事の人と接する時間の方が長かったから、2人もそうだと思うけど、どう伝えていいかわかんないっていう……」と、似た環境の2人に共感を求めた。
さらに「言葉も知らない、友達とこういう感情を交換して、“こういう思い出がある”みたいなのも正直言うとなさすぎて、人生の経験と自分の年相応なものと、求められてるものと、立場的に考えなきゃいけないこととかも全部含めて、経験してなさすぎて“わかんない”って思う」と、年齢に相応しい一般的な経験が不足していると自身を冷静に分析。
その上で、「難しい役のときさ、どうする? やりながらもさ、“わかんない~”ってなるときない?」などと、2人に意見を求めた。清原が“わからないまま終わった役があった”と共感すると、広瀬も「落ち込むっていうか、なんともいえない感情になる」と、何年経っても理解に至らなかった作品に対して複雑な感情が消えないことを打ち明けた。
杉咲は理解できている気になっているときほど「安全圏にいるような感覚」の自分を疑うこともあるといい、「だからわかんないままでも、だめなことではないのかなと思うようにしてるかも」と、アドバイス。清原は「救われた」といい、広瀬は「豊かな思考を持ってるよね」と、杉咲を評した。
学業や学生生活よりも仕事を優先させたことで、一般常識や一般的な感覚が“わからない”と、仕事に打ち込んできた“代償”について告白した広瀬。しかし、そういう自分を客観視して、苦手を自認できる広瀬もまた“豊かな思考”を持っているのではないだろうか。