(台北中央社)東京電力福島第1原子力発電所の処理水の海洋放出計画を巡り、台湾の専門家で構成された調査団が23日夜、東京に到着した。27日まで滞在し、放出計画について把握する方針で、25日に福島第1原発を視察する予定。


福島第1原発には、国際原子力機関(IAEA)が先月、調査団を派遣。台湾はIAEAに加盟しておらず、独自に調査団を派遣することで日本から同意を得て、日程など調整を続けていた。

行政院(内閣)原子能委員会(原子力委員会)の謝暁星(しゃぎょうせい)主任委員(閣僚)は21日、立法院(国会)教育および文化委員会で、IAEAと可能な限り同等の調査ができるよう力を尽くすと述べた。訪問を終えてから1カ月以内に報告書が提出される見通し。

(曽智怡/編集:楊千慧)