(台北中央社)自主建造の4000トン級巡視船「新竹」が22日、海洋委員会海巡署(海上保安庁に相当)に引き渡された。高度な医療設備を有し、病院船として用いることもできる。
甲板にはヘリコプターの離着陸施設を備え、内政部(内務省)空中勤務総隊(空勤総隊)の多用途ヘリコプター「ブラックホーク」や海軍の対潜哨戒ヘリコプターの業務遂行にも使われる。

「新竹」は台湾国際造船(台船)が海巡署の委託を受けて建造する4000トン級巡視船の2番船。引き渡し式は南部・高雄市の台船高雄工場で開かれた。

満載排水量は5044トン。航続距離は1万カイリ(1万8520キロ)で、最大射程距離120メートルの高圧放水砲を3基備える。北部地区機動海巡隊に配備される。


(頼言曦/編集:名切千絵)