(台北中央社)野党・国民党と民衆党の立法委員(国会議員)約20人は国土の最南端にある南シナ海・南沙(スプラトリー)諸島の太平島を18日に訪問する。島に150分間滞在し、軍事演習や新たに建設した埠頭などを視察する。


当初は16日の訪問を予定していたが、17日に立法院(国会)で重要法案の採決が行われることから、18日に延期した。

太平島訪問団を率いるのは立法院外交・国防委員会の召集委員を務める国民党の馬文君立法委員。9日現在、国民党から17人、民衆党から3人の立法委員が参加を申し込んでいる。与党・民進党の申し込み者はいない。

同委員会が立法委員事務室に通知した資料によれば、視察団は17日午後の立法院院会(国会本会議)後、航空機で南部・屏東県の空軍屏東基地に向かい、18日午前7時に航空機で太平島に出発する。太平島には同日午前10時半に到着予定。
到着後には、太平島が国土の南の要であることを示すために建設した石碑の前で記念撮影を行い、島に関する説明を聞き取る。その後、軍事演習や新設した太平島埠頭を視察。島内で昼食を取り、観音堂参拝を済ませて午後1時に太平島を後にする。午後4時半に屏東空港に到着する予定。

(王承中/編集:名切千絵)