(台北中央社)中国軍が23日、台湾周辺の海空域で軍事演習を開始したと発表したのを受け、国防部(国防省)は同日、「非理性的な挑発で、地域の平和と安定を破壊する行動」だとして遺憾を表明。また「突発状況処置規定」にのっとり陸海空の兵力の派遣を検討するなどして実際の行動で自由、民主主義、中華民国の主権を守ると強調した。


中国軍で台湾方面などを担当する東部戦区によると、中国軍が23日午前7時45分から台湾海峡、台湾の北部、南部、東部、中国大陸に近い金門島、馬祖島、烏坵、東引島周辺で統合演習を始めた。「台湾独立勢力への有力な懲戒と外部勢力への重大な警告」と位置付けられるこの演習には、陸海空3軍やロケット軍などが参加。24日まで続くという。

(呉書緯/編集:羅友辰)