同署艦隊分署によると、釣魚台の北東157カイリ(約291キロ)で漁船「福洋266」から出火した。30日午前1時ごろ、すでに付近の漁船2隻が乗組員7人を救助し、1人が行方不明になっているとの通報があり、同署は巡視船「八里艦」を即座に救助に向かわせた。
同署によれば、火災が起きた地点が日本側が捜索救助に責任を持つ区域だったことから、日本側に協力を要請。八里艦は同午前11時ごろに捜索区域に到着し、漁船に救助されていた乗組員に手当てを施した。
八里艦は日本側と共に行方不明になっている船員の捜索を行っている。救助された7人は、巡視船「桃園艦」の到着後に同船で台湾に戻るという。
(王朝鈺/編集:名切千絵)