(台南中央社)訪台中の自民党青年局の訪問団は4月30日、南部・台南市の黄偉哲(こういてつ)市長と面会した。双方はハイテク産業や災害時の相互支援、少子化などについて意見を交わした。


台南市の報道資料によれば、黄市長と面会したのは青年局長の中曽根康隆衆院議員や局長代理の神谷政幸参院議員ら13人。

黄氏は国際情勢が大きく変化する中で台湾と日本の若い世代が手を取り合い、台日の密接な友好関係を継承していくのを願うと述べた。日本統治時代に八田與一技師が建設を監督した烏山頭ダムや水利施設「嘉南大圳」の水で育てられた市内産のコシヒカリを訪問団に贈った。

中曽根氏は、台南市は日本各地の自治体と密に交流しており、自身の地盤である群馬県内でもみなかみ町が台南市と友好協定を結んでいると言及。日本統治時代の台南市長、羽鳥又男が群馬出身であることにも触れた。また、台南の農業やグルメ、テクノロジー、文化が融合した強みを十分に実感できたとし、青年局として台南のPRに協力していきたい考えを示した。

(張栄祥/編集:田中宏樹)
編集部おすすめ