台鉄桃園駅と同じ駅舎に乗り入れる計画の桃園メトロ(MRT)G07駅の工事でも、2020年に4000年前の「訊塘埔」文化の文物や清の時代の鉄道遺構などが相次いで発見されていた。
鉄道局は、台鉄の地下化工事でもG07駅の工事と同様の文化資産の問題に直面していると説明。影響を受ける範囲は合計で約7500平方メートルに上る。同局はすでに考古遺跡の発掘計画を桃園市に提出し、今年2月下旬からは区域を六つに分けて試掘作業に入っている。今後、必要性に応じて全面的な掘り起こしを行い、文化資産の活性化と保存計画を提出する予定だとしている。
同局は市文化局と密接に連携し、26年7月までに文化資産の審議を終えられるよう努力していくとした。
(許秩維/編集:名切千絵)