台湾が5月8日のヨーロッパ戦勝記念日を記念した催しを開催するのは初めて。茶会には17カ国と欧州連合(EU)の代表が出席した。
頼総統は、当時の枢軸国は皆、今では完全な民主主義国家になっているとし、自由と民主主義こそが真に国家の発展をもたらせると証明したと言及。欧州における戦争の全面的な勃発は、拡張の野心を持つ権威主義政権の侵略行為に油断をしたことに原因があるとし、寛容になることは侵略者に味を占めさせ、その野心と自己満足の牙を膨張させるだけだと述べた。
その上で、台湾と欧州はともに新権威主義集団の脅威に直面しており、情報・インターネットの安全や選挙などで妨害や干渉を受けていると指摘。「力を合わせさえすれば、きっと実力によって、恒久的で確かな平和をもたらせると信じている」と強調した。
(楊堯茹/編集:名切千絵)