頼政権は20日に発足から1年を迎えた。
頼総統は台湾の経済雑誌「財訊」とポッドキャスト番組「敏迪選読」に加え、海外メディアとしては日本経済新聞と日本ニュースネットワーク(NNN)のインタビューを受けた。インタビューの内容は日経新聞では13日に掲載、news zeroでは19日に放送された。
郭氏は、頼総統がインタビューを受けた海外メディアがいずれも日本メディアだったことについて、世界情勢の変化が各国の経済対応策を動かしていることに触れ、両岸(台湾と中国)関係や台米関係だけでなく、台日関係も情勢変化に対応する上で重要な要素の一つだと説明。インタビューを通じて国の方向性を明確にし、台湾海峡の平和を守る決意や台日の経済貿易協力の重要性を伝える狙いがあったとした。
news zeroのインタビューでは、櫻井さんの存在が新たな層にインタビュー内容を届ける役割を果たしたことが、想定外の収穫だったとした。
インタビュー当日には、頼総統からの指示で台湾各地のグルメを総統府の廊下に準備したと明かした。もち米の腸詰めに台湾ソーセージを挟んだ「大腸包小腸」はパクチー入りとパクチー抜きの2種類を用意し、パクチーを食べられない櫻井さんにはパクチー抜きを渡したという。
また、日本メディアへのお土産として、頼総統が自ら選んだお菓子のセットもプレゼントしたと紹介した。台湾土産の定番、パイナップルケーキやシュークリーム風のお菓子「小泡芙」、ドライフルーツ、カキオムレツ(蚵仔煎)味のポテトチップスの他、総統府オリジナルの保温ボトルなどが、“台湾のルイ・ヴィトン”の異名を持つ漁師網のバッグに入れられた。郭氏はインタビューという短い時間のやり取りでも、台日交流のよしみを大切にしたいとの願いを込めたとした。
(葉素萍/編集:田中宏樹)