(台北中央社)中国人とみられる5人の若者が台北市内で中国の国旗「五星旗」を手に記念撮影をした写真が台湾のインフルエンサーによって拡散され、注目を集めている。台湾で対中政策を担う大陸委員会の邱垂正(きゅうすいせい)主任委員(閣僚)は26日、5人はいずれもマカオの学校に在籍する中国人学生だと明らかにし、これらの学生が次に台湾訪問を申請する際には通常より厳格に審査を行うと説明した。


政治系インフルエンサーが20日、短文投稿サイトのスレッズで写真を紹介した。

邱氏はラジオ番組のインタビューに応じた際、主務機関や大陸委は5人の身元を把握しているとし、学生らが「観光」目的で入境する場合の規定に違反する行為を行ったため、主務機関が即座に5人を探し出して警告を行ったと述べた。

その上で、世界中の旅行客が台湾を観光やコンサート観賞で訪れるのを歓迎するものの、このような事態が起きるのは望ましくないと強調した。

(謝怡璇/編集:田中宏樹)
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